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2.公園の概要・基本方針

公園の概要

 国営木曽三川公園は、東海地方の人々のレクリエーション需要の増大と多様化に応えるため、木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川が有する広大なオープンスペースを活用した国営公園です。公園区域は、愛知、岐阜、三重の三県にまたがり、総延長は107km、計画面積は約6,100haで、地域特性等により、上流から「三派川地区」「中央水郷地区」「河口地区」の3地区に区分されています。
 昭和55年度より、中央水郷地区の利用を管理の拠点となる「木曽三川公園センター」の事業に着手し、木曽三川の治水百周年に当たる昭和62年10月に約4.2haが開園しました。
 令和5年4月1日現在、3地区において13拠点、299.5haが開園しています。令和4年度の入園者数は約830万人となり、開園以来の累計入園者数は約2億2千万人となっています。

基本方針

国営木曽三川公園が目指すもの

①自然環境への理解のために

  • ・河川管理者等との連携により河川特有の自然環境や生物多様性の保全・再生に努めます。
  • ・人々が木曽三川の豊かな自然や長大な河川空間を体験し、川や環境について学ぶための取り組みを進めます。
  • ・木曽三川の自然を生かした遊びやスポーツなど、国営木曽三川公園ならではの屋外活動の場を提供します。

[※河川管理についての権限をもち、その義務を負うものを河川管理者といいます。一級河川である木曽三川では国土交通大臣にあたります。]

②歴史文化への理解のために

  • ・木曽三川にまつわる歴史文化やその周辺環境について河川管理者や沿川自治体と連携して保全・活用します。
  • ・木曽三川の歴史文化や川と人との関わりの大切さを学ぶための取り組みを進めます。

③広域への貢献のために

  • ・木曽三川全体の自然環境の連続性を確保するとともに、長大な河川空間を楽しめるよう、木曽三川全体をつなぐ利用空間の形成を図ります。また、周辺地域の自然環境や歴史文化資源との接続・連携を図り、観光周遊のネットワークや中部圏の骨格的な水と緑のネットワークの形成に寄与します。
  • ・わが国を代表する広大な河川空間や豊かな流域の歴史文化など木曽三川ならではの資源を活用して人々の広域的な交流を促進し、にぎわいを創出するとともに、内外に情報発信していきます。
  • ・地域の防災への協力や広域的な防災に資する対応を進めます。

取り組みを進めるために

A.より多くの人に、より楽しみながら(レクリエーションの視点)

  • ・より多くの人々が集う場となるよう利用者サービスやレクリエーション内容の向上、充実を図ります。
  • ・広域交流や楽しみながら木曽三川の豊かな自然や歴史文化に触れるきっかけを提供します。
  • ・誰もが安心して楽しめるよう、利用者の安全確保とユニバーサルデザインに努めます。

B.より深め、より広げる(参加と連携の視点)

  • ・木曽三川の自然環境、歴史文化に対する理解を深めるためプログラムの開発提供、指導者の育成などを図ります。
  • ・市民、NPO、企業、自治体など多様な主体の参加と協働を促進します。
  • ・沿川地域のまちづくりなどと連携した取り組みを進めます。
  • ・公園の整備運営のモデルとなる取り組みを進めます。