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昭和36年6月27日梅雨前線集中豪雨災害(三六災)
三六災の体験

 昭和36年6月27日、梅雨前線集中豪雨いわゆる三六災における筆者の体験をご紹介します。
 昭和36年6月に四国南方にあった熱帯低気圧が発達して台風6号となり、県南部は記録的な集中豪雨をもたらしました。図-1に、昭和36年6月27日、長野県南部での日雨量図、災害救助法摘要範囲および死者行方不明数とその位置を示しました。

図-1 6月27日南部での日雨量図、災害救助法摘要範囲と死者行方不明数
図-1 6月27日南部での日雨量図、
災害救助法摘要範囲と死者行方不明数

 図-1を見ると、雨域は恵那山から甲斐駒ケ岳に至る北東−南西方向に帯状分布となっています。この日、恵那山で429mm、飯田で325mm(飯田測候所創立以来の大雨)の雨量で、この雨域に最も大きな被害が出ました。
 この災害で注目されることは、おびただしい土砂が流出したことです。天竜川の東部域(竜東)では、伊那山脈からの河川の全てで土石流が見られ、竜西では南から阿知川、茂都計川、野底川などで土石流が発生しました。これらの地域は、ほとんどが花崗岩地帯であり、基岩とその上の表土(30〜60cm)との間に植物の根系が密に入ることにより、薄い(3〜5mm)粘土膜ができています。この粘土膜が滑ることによって土砂が崩れました。その際、土砂が対岸に乗り上げ、そこも破壊してそのまま自然のダムとなりました。これがダムアップして、突然決壊(トッピング)し、土石流となりました。
 このような現象は、山地の小渓流のいたる所で発生します。その土石流の発生メカニズムを図-2に示します。

図-2 土石流のメカニズム
図-2 土石流のメカニズム

被害の様子

 図-4の赤丸および青字をクリックしてください。旧生田中学校周辺の被害の状況を、私の体験談を交えながらご説明します。

 図-4の赤丸に対応した地点を一覧からクリックしてください。旧生田中学校周辺の被害の状況を、私の体験談を交えながらご説明します。

図-3 被害の様子

図-3 旧生田中学校周辺の位置

図-4 被害の様子

図-4 旧生田中学校周辺の災害状況(クリッカブルマップ)

図-4 被害の様子

図-4 旧生田中学校周辺の災害状況

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