その他
道路施策
松阪市内TDM社会実験の背景・経緯
松阪市街地では平⽇の通勤ラッシュ時を中⼼に
渋滞が発⽣しています︕
松阪市街地では、中⼼部付近を発着する交通が多い上に、松阪市街地を通過する⾞両の⼀部が中⼼市街地内に流⼊しているため、平⽇の通勤ラッシュ時を中⼼に旅⾏速度が低下しており、渋滞が発⽣する原因の1つとなっています。
バイパスルートの⽅が所要時間が短いことを知っていましたか︖
平⽇の⼣ピーク(17〜19時)に松阪市街地を通過する⾞両の平均所要時間を算出したところ、津⽅⾯〜多気⽅⾯、津⽅⾯〜伊勢⽅⾯のいずれの⽅向においてもバイパスルートの⽅が所要時間が短くなっています。
交通量が減少すると中⼼市街地の速度が向上︕
新型コロナウイルスの感染拡⼤に伴う緊急事態宣⾔期間中(2020年4⽉〜5⽉)は、外出⾃粛や時差出勤、在宅勤務等により、国道42号(松阪市⼋太町)、国道23号(明和町⼤淀)の交通量が約2割減少しました。
その結果、県道37号⿃⽻松阪線や国道166号の混雑時旅⾏速度が4〜5km/h程度向上しました。
これらのことを踏まえ、多気⽅⾯から津⽅⾯に向かうドライバーに対して、バイパスルートと市街地ルートのリアルタイム所要時間を提供することでバイパスの利⽤を促し、中⼼市街地に流⼊する通過⾞両を減らすことで渋滞緩和を図ります。( 2022年9⽉には、伊勢⽅⾯から津⽅⾯に向かうドライバーに対して同様の情報提供を実施)
また、中⼼市街地を発着するドライバーに対しては、渋滞箇所を避けるためのルート選択や出発時間の調整を⾏う際の参考情報として、松阪市街地における過去の旅⾏速度情報(※)を提供しています。
※)ETC2.0プローブデータ(2021年9⽉〜11⽉平⽇)に基づく旅⾏速度情報