日本風景街道[中部地方]：飛騨地域風景街道

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　日本のほぼ中央、山懐に抱かれた飛騨地域は、日本のなつかしい暮らしを今に伝えるタイムカプセルのような地です。　「ほんとうの日本に出会える道へ」をコンセプトに活動する飛騨地域風景街道は、飛騨の自然・歴史・文化・風景をテーマに、訪れる人と迎える地域の豊かな出会いによって、地域コミュニケーションの再生をめざしています。

　国道41号を主軸にした岐阜県の飛騨地域全域、および富山県五箇山のエリア内に、多彩な地域資源を活かした「世界遺産」「伝統景観」「林間景観」「温泉景観」「山岳景観」の各ゾーンがあります。

高山の古い町並み

茅葺き屋根の葺き替え

訪問ポイント

「世界遺産」ゾーンの白川郷・五箇山の合掌造り集落は、人類の遺産として世界が認めた日本の原風景が郷愁を誘います。
「伝統景観」ゾーンには、高山や古川などの市街地があり、豪華絢爛な屋台が繰り出す春と秋の高山祭、雪像大ろうそくや千本ろうそくが古川の冬の風物詩ともなっている三寺まいりなど、飛騨を代表する祭や芸術、匠の技に触れることができます。
「林間景観」ゾーンには快適なドライブコース「せせらぎ街道」があり、新緑・紅葉が楽しめます。
「温泉景観」ゾーンには、日本三名泉と称される下呂温泉をはじめ、小坂、濁河などの温泉地があります。
「山岳景観」ゾーンでは、御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰などが連なる圧倒的なスケールで迫る風景を見ることができます。

活動ポイント

５つのゾーンを維持し、より魅力的なものにするための取り組みも盛んで、そのどれもが協働の心、もてなしの心など、「ひだの心」を大切にした活動となっています。
具体的には、世界遺産やその周辺景観の保全や環境美化活動、沿線を花などの植栽で飾る景観づくり、さらに里山学校の交流事業やふるさと体験学習などの取り組みがあり、人と人、地域と地域を強い絆で結びつけています。