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東海道「駿河2峠6宿風景街道」
大御所徳川家康公の出世道
 徳川家康公が戦国の世を終わらせ、着手したのは五街道の整備であり、情報や荷物を宿場ごとにリレー(駅伝)方式で移動させる仕組みをつくりました。この業務を担うために、中山道は50人50頭、他の街道が25人、25頭の人馬の用意を義務付けられていたなか、東海道の宿場は100人、100頭と段違いの規模でした。
 東海道「駿河2峠6宿風景街道」は、東海道にある57の宿場のうち、静岡市内にある蒲原宿、由比宿、興津宿、江尻宿、府中宿、丸子宿と、東海道にある5の峠のうちの薩埵峠、宇津ノ谷峠をつなげて歴史ある街道を道のブランドとし発信しています。ここには、古い町並みと暮らし、伝統的な祭り、安藤広重が見た富士山、駿河湾の風景、そして、宿場に情報や知識が集まり、文化が花開いたことと同じように、現在もなおその営みが継承されています。
薩埵峠広重がみた富士山と駿河湾と高速道路
薩埵峠
広重がみた富士山と駿河湾と高速道路
芭蕉も詠った
「梅若菜 丸子宿のとろろ汁」
明治にやっと架橋の許可が下りた安倍川
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訪問ポイント

  • 蒲原宿は、東海道15番目の宿場であり、国登録有形文化財で江戸時代の雰囲気を残す志田邸やクラシカルな洋館である旧五十嵐歯科医院をはじめ、旅籠、商家、名主の住宅などが現存し、落ち着いた町並が続きます。
  • 由比宿は、東海道広重美術館など見所が多く残り、また、薩た峠までの間の宿西倉沢一帯は、旧東海道の当時の街並みが残っています。
  • 薩た峠は、交通の難所であり、1854年の安政の地震で隆起した下道は、隆起前には「親知らず、子知らず」の伝説があります。歌川広重の東海道絵図の構図で駿河湾や富士山を眺望できます。
  • 興津宿は、朝鮮通信使と縁の深い清見寺をはじめ身延街道の分岐の宿場として栄えた宿場です。明治以降は、伊藤博文、井上馨など明治の元勲たちの別荘が建ち「避寒地」として全国的にも知られていました。
  • 江尻宿は、巴川の尻(下流)のことであり、武田氏が「江尻城」「浜清水城」、城下町を築きました。江戸時代には清水港など物流拠点でもありました。鍛治町、鋳物師町、紺屋町などが配置され繁栄していました。
  • 府中宿は、家康公は幕府を開いて2年後に移り住み、大御所として約9年間、実権を握った場所です。横田に東見附が置かれ、上伝馬町、下伝馬町にそれぞれ本陣、脇本陣が設けられ、問屋場、旅籠が43軒もある東海道最大規模の宿場で、現在も賑わいを保っています。
  • 丸子宿は、鎌倉時代からの東海道の宿駅で、小さい宿場ながらも交通の要所として重要視されていた場所です。芭蕉は「梅わかな、丸子の宿のとろろ汁」と詠んだように名物のとろろが有名で、今もその味を伝えています。
  • 宇津ノ谷峠は平安時代からの名勝であり、旧東海道とともに、日本で初めての民間施工、しかも有料で運営されていたレンガ造りの明治トンネル、大正時代の国道1号の道筋とトンネル、さらに昭和・平成のトンネルが残り、時代とともに変遷した道の歴史が感じられます。

活動ポイント

  • 静岡市にある東海道の6つの宿場と2つの峠を道における地域ブランドとして、“歩いて楽しむ”旅のスタイルを確立し、街道観光という新しい価値の創出を目指しています。そのため、どこからでも富士山が眺望するための木々の伐採等の環境づくり、美化活動、説明版の設置、散策マップや冊子の作成、各宿場のボランティアガイドのネットワーク、活動募金活動などを行っています。
活動者のコメント
合併等による地域障壁がなくなりつつあるなか、東海道2峠6宿の活動をすすめることにより、それぞれの地域活動において「街道」を基本コンセプトとした連携体制が出来つつあります。これにより、新たな魅力の創出、地域ブランドの強化、来訪者の増加、滞在時間の延長などを地域の魅力を活かしたまちづくりを進めたいと思っています。

「東海道「駿河2峠6宿風景街道」」に関する問い合わせ

静岡二峠六宿街道観光協議会 NPO法人地域づくりサポートネット
【TEL】054-248-1539
【FAX】054-247-5339
【E-mail】info@shizuoka-t.net
【HP】http://www.shizuoka-t.net/(NPO法人地域づくりサポートネット)
【HP】https://www.suruga-aind.biz/(観光協議会HP)

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中部風景街道
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