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河川の調査

水文観測

水文観測は、菊川や天竜川流域の雨量の観測、河川の主要な地点において水位や流量、水質の観測を行っています。

天竜川下流の主な観測地点

観測の種類 河川名 観測所名 経度(度-分-秒) 緯度(度-分-秒)
水位・流量・水質 天竜川 鹿島
水位・流量 気田川 犬居
水位・水質 天竜川 掛塚
水位 天竜川 池田
水位 天竜川 中ノ町
雨量 大千瀬川 振草 137-38-58 35-06-19
雨量 気田川 気田 137-54-44 34-59-46
雨量 阿多古川 藤平 137-46-04 34-54-24

菊川の主な観測地点

観測の種類 河川名 観測所名 経度(度-分-秒) 緯度(度-分-秒) 河口からの距離(km) 位置
水位・流量・水質 菊川 加茂 11.9 菊川市加茂
水位・流量・水質 牛淵川 堂山 合流点~3.6 菊川市堂山新田
水位・水質 菊川 国安 2.0 掛川市国安(旧大東町)
水位 下小笠川 川久保 合流点~10.5 掛川市川久保(旧大東町)
雨量 沢水加川 河城 138-06-46 34-45-49 菊川市吉沢
雨量 丹野川 丹野 138-08-06 34-43-43 菊川市丹野
雨量 下小笠川 入山瀬 138-01-56 34-42-48 掛川市入山瀬(旧大東町)

環境調査

河川環境を把握するために環境調査を行っています。

測量調査

河川の河道内の変化や地形変化、洪水時の状況を把握するために、空中写真撮影、河川横断図などの作成を行っています。

水生生物による川の簡易水質調査

水生生物(指標生物)を調べて簡易水質調査を行っています。

眼で見ることのできる大きさの様々な水生生物(指標生物)を調べ、その水生生物調査は、河川に生息し肉結果から河川の水質の状況を知ることができます。小・中学生、・高校生及び一般の方々にも参加していただき、毎年行っています。

調査方法は、

  1. 川の中に入り、網やタモで水生生物を大切に捕まえます。
  2. 捕まえた水生生物を種類別に分類し、名前を調べます。
  3. 水生生物と水質の階級による生物名を比べ、集計し川の水質を判定します。

堤防の詳細点検について

天竜川・菊川の堤防の点検を行っています。

これまでの河川堤防整備は、堤防がない区間での築堤や高さが不足している区間での嵩上げを優先的に実施してきましたが、過去に築造された堤防は、戦後十分な管理ができずに急遽造られたことなどにより、十分な強度を有していない可能性も懸念されていました。

そこで、既存堤防の安全性を確認するため、平成14年度から浸透に対する堤防の安全性の調査を実施しています。

貴重な昆虫類の生息環境に配慮した河川整備

貴重な昆虫類の生息環境保全の為に対策に取り組んでいます。

天竜川西鹿島地区の河川環境整備事業は、既設堤防の緩傾斜化や高水敷造成による治水安全度向上に加え、地域の意向を踏まえた歴史ある「鹿島の花火」の桟敷や運動公園としての河川空間の利用促進を図る目的で実施しています。

しかしながら、本地区には環境省や静岡県で貴重種に指定されている小型のチョウ「ミヤマシジミ」の生息が確認されたため、その生息環境の保全を目的に地域と一体となって保全対策に取り組んでいます。

  1. 事業の目的
    【目的1:治水】 頑丈な堤防で洪水を防ぐ
    【目的2:利用】 高水敷を多目的広場等に利用

    【目的3:環境】 河川の多様な生態系の保全
  2. 環境保全対策(環境を保全するための取り組み)
  3. 貴重種のミヤマシジミの生態について
  4. ミヤマシジミの唯一の食草コマツナギの生態について
  • ミヤマシジミ(左側がオス、右側がメス)
  • コマツナギ