ホーム河川事業川の総合学習天竜川に棲む両生類・爬虫類・哺乳類(平成16年度調査)

天竜川に棲む両生類・爬虫類・哺乳類

天竜川に棲む両生類・爬虫類・哺乳類 【平成16年度調査】

平成16年5月に、天竜川で両生類・爬虫類・哺乳類調査(河川水辺の国勢調査)を行いました。以下に、その中の数種類を紹介します。

  • 【トノサマガエル】
    カエル目アカガエル科

    河川敷の浅い水溜まりや周辺の草地などに見られ、昆虫類・クモ類等のほか、同種の幼体、他種のカエル等も食べます。繁殖期は4月から6月で、「グルルル・・・」という鳴き声が聞かれます。

  • 【ウシガエル】
    カエル目アカガエル科

    河川敷の大きな水溜まりや、流れの緩い河川で見られます。ザリガニや大きな昆虫類等を好んで食べますが、ネズミや鳥のヒナ等も食べます。繁殖期は5月から9月で、「ウオー・ウオー」と大きな声で鳴きます。アメリカ原産の帰化種で、「食用ガエル」とも言われます。

  • 【スッポン】
    カメ目スッポン科

    流れの緩い河川や沼等に生息していますが、昼間は底に隠れていることが多く、あまり見かけることのないカメです。水中の魚やエビ・カニ類、水生昆虫等を主に食べます。繁殖期は5月から8月頃です。

  • 【トカゲ】
    トカゲ目トカゲ科

    河川敷の草地で見られ、天気の良い日には石の上等で日光浴をする姿を見ることができます。幼体は成体とは体色が異なり、体は黒地に5本の黄白色の縦縞が走り、尾は鮮やかなブルーをしています。

  • 【カナヘビ】
    トカゲ目カナヘビ科

    河川敷の草地で見られ、天気の良い日には、石の上や草の上等で日光浴をする姿を見ることができます。地表の昆虫類を主に食べます。

  • 【アオダイショウ】
    トカゲ目ヘビ科

    河川敷の樹林やその周辺で見ることができます。全長が3mになるものもありますが、性質は比較的おとなしいヘビです。ネズミ類や小鳥のヒナ、卵等をとらえて食べます。

  • 【アカネズミ】
    ネズミ目ネズミ科

    河川敷の草地から樹林にかけて広く生息しています。夜行性で、植物の根茎・種子・果実や昆虫類等を食べます。繁殖期は春と秋で、一度に1から8頭の子を産みます。