ホーム河川事業川の総合学習菊川に生育している植物(平成19年度調査)

菊川に生育している植物

菊川に生育している植物 【平成19年度調査】

平成19年5~10月に、菊川で植物調査(河川水辺の国勢調査)を行いました。以下に、その中の数種類を紹介します。

  • 【ハマヒルガオ】
    ナス目ヒルガオ科

    海浜の砂地に生える多年草。地下茎は白くて、砂の中に深く入って広がる。葉は厚くて光沢があり、ハート形。
    花期は5~6月、淡い紅色でラッパ形のアサガオに似た花が咲く。北海道から琉球にかけて分布する。

  • 【ハマボウフウ】
    セリ目セリ科

    海浜の砂地に生える高さ5~40cmの多年草。根は砂の中に深くに伸び、1mを越すこともある。
    花期は6~8月、白くて小さな花を多く付ける。若葉は食べることができる。北海道から南西諸島にかけて分布する。

  • 【イワダレソウ】
    シソ目クマツヅラ科

    日当たりのよい海岸の砂丘に生育する多年草。茎は長く地表を這う。
    花期は7~9月。本州(関東南部以西)から琉球に分布する。

  • 【ミゾコウジュ】
    シソ目シソ科

    高さ30~50cmの越年草。低地の田の畦や休耕田に生育する。
    花期は5~6月。本州、四国、九州、琉球に分布し、静岡県内では各地に分布する。
    環境省レッドリストおよび静岡県版レッドデータブックにおける「準絶滅危惧」に指定されている。

  • 【オオキンケイギク】
    キク目キク科

    北アメリカ原産の、高さ0.3~0.7mの多年草。路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育する。
    花期は5~7月。温帯に分布する。1880年代に観賞用、緑化用に導入され全国的に逸出し、河川敷や道路にしばしば大群落をつくっている。
    「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(2004)」における特定外来生物とされている。