天竜川に棲む陸上昆虫 【平成20年度調査】
平成20年8月に、天竜川で陸上昆虫調査(河川水辺の国勢調査)を行いました。以下に、その中の数種類を紹介します。
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【ハグロトンボ】
トンボ目カワトンボ科平地・丘陵地で、水生植物が多く、ゆるい流れのある河川に生息しています。成虫は5月中旬~10月中旬にみられます。ハネが真っ黒なトンボです。
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【ヤマトマダラバッタ】
バッタ目バッタ科静岡県内では焼津市石津浜以西の砂浜海岸及び富士川等の大河川の河原でみられます。植物がまばらに生えた砂地にいます。 体が砂地と同じ色なので目立ちません。
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【アオスジアゲハ】
チョウ目アゲハチョウ科成虫は5~10月頃みられる、大型のチョウです。都市周辺などの公園でもよく見られます。名前の由来は、ハネに青い筋があるためです。
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【ヒラタクワガタ】
コウチュウ目クワガタムシ科成虫は5~9月頃みられます。平たく、大型のクワガタムシです。夜、クヌギやコナラの樹液に集まります。成虫のまま越冬し、何年も生きます。
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【シロテンハナムグリ】
コウチュウ目コガネムシ科成虫は5~9月頃みられます。緑色の体に小さな白点が散らばる、大型のハナムグリです。林の中の樹液によく集まります。