ホーム河川事業川の総合学習菊川に棲む魚たち(平成20年度調査)

菊川に棲む魚たち

菊川に棲む魚たち 【平成20年度調査】

平成20年8月に、菊川で魚類調査(河川水辺の国勢調査)を行いました。以下に、その中の数種類を紹介します。

  • 【オイカワ】
    コイ目コイ科

    主に流れの緩やかな中下流域に生息する純淡水魚です。川底の石についた藻類や水生昆虫、水面井落下した昆虫などを餌にしています。通常は体に目立った模様はありませんが、春から夏にかけての産卵期になると、オスの体に赤色や青緑色の婚姻色が現れます。水深5~10cm程度の流れのゆるい平瀬の砂礫に産卵します。

  • 【カワムツ】
    コイ目コイ科

    河川の中・下流域、湖沼に生息する純淡水魚です。流れの細かな淵を好み、岩等の下に隠れます。水生昆虫や川に落ちてきた昆虫、川底に生える藻など、生息環境によっていろいろなものを餌にしています。

  • 【ホトケドジョウ】
    コイ目ドジョウ科

    湧水が湧き出したり山裾の斜面から染み出した水が集まる汚れの少ない緩やかな流れの小川や小溝に生息する純淡水魚です。4~6月になると、水草などに産卵します。水中や底の方に生息する動物類を餌にしています。

  • 【マハゼ】
    スズキ目ハゼ科

    カワの汽水域や湾に生息する汽水・海水魚です。夏にはたくさんの用語が囲うの干潟や河川下流域に入ってきます。砂底に掘った穴に産卵します。かなり汚れた場所にも生息することができます。ゴカイ類をよく食べるほか、小魚や藻類なども餌にします。

  • 【カワヨシノボリ】
    スズキ目ハゼ科

    川の中~上流部に生息する純淡水魚です。一生を川で過ごすので、名前のあたまに「カワ」がついています。頬に小さな黒い点がたくさんあり、産卵期にはメスの腹が黄色くなります。川底の石についた藻類、小型の水生昆虫を餌にしています。