主な管理施設
ダムを適切に管理するために、色々な設備があります。
放流設備
大雨が降ったときに、川の水を調節しながら放流する設備です。通常時は常用洪水吐で放流します。ダム湖いっぱいになるほどの大雨が降った緊急時に放流するのが非常用洪水吐です。


歩廊
ダムの外側を歩いて点検などを行うための通路です。見学ルートにもなっています。


監査廊
ダムの内部を歩いて点検するための通路です。この中に、漏水量や堤体変位を計る装置もあります。


水溽池・副ダム
放流した水が直接流れ、河川を掘れたりしないよう、勢いを弱める池のようなものです。

気象観測
雨量や河川の水位を観測して管理所に送信します。

網場
ダム堤体に流木などが当たり損傷しないよう、流木等の進入を防ぐものです。

係船設備
貯水池内の巡視や浮遊物の集塵、水質調査等を行っています。


ダム管理事務所・管理所
小渋ダムは天竜川ダム統合管理事務所で、美和ダムは美和ダム管理支所でダムの管理、洪水時の操作などを行っています。


操作室
この部屋で、ダムの情報収集、ゲート操作などを行っています。

土砂バイパス施設
洪水とともに流入する土砂を貯砂堰でせき止めその土砂を含んだ流水の一部を土砂バイパストンネルで下流に流下させます。

土砂バイパストンネル施設等の概要はこちら