木曽路の宿場町マップ


贄川宿


この宿は天文年間(1532~1555年)に出来た宿です。ここが木曽路の一番上の宿です。江戸時代のガイドブック「木曽路名所図会」によると、むかし、ここに温泉があったそうです。それで“あついかわ”と書く「熱川」とよばれ、やがて今の「贄川」になったのだとか。
何度か火事があったために、昔の建物は残っていませんが、5月のお祭り「にえかわまつり」は昔のように、大変にぎわうお祭りです。


地図

贄川宿地図
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見どころ

贄川関所(にえかわ せきしょ)

関所は宿の入口にあった木曽を守る、大切な場所でした。その建物はもう残っていませんが、当時の建物が復元されています。

贄川関所
木曽考古館(きそこうこかん)

楢川村の中で見つかった、大昔の石器や土器を見ることのできる施設です。
関所の下にあります。


関所橋(せきしょばし)

手すりに大名行列の飾りがある橋です。吊るされている筒を叩いていくと、「木曽節」のメロディーがなります。


「是より南 木曽路」の碑

この辺りは、江戸時代の松本藩と尾張藩の境目でした。
今は「是より南 木曽路」と掘られた石が建てられています。木曽路の始まりです。

「是より南 木曽路」の碑
観音寺の山門(かんのんじのさんもん)

1719年に建てられた古い建物です。珍しい2階建ての門になっています。


大栃(おおとち)の木

宿のはずれ、国道19号の山側にある木で、昭和44年(1969年)に長野県の天然記念物になりました。1000年を生きてきた木といわれています。

大栃(おおとち)の木
押込一里塚跡(おしごみいちりづかあと)

畑の中にある一里塚。昔の人は、一里(約4㎞)毎に木などを植えて、距離の目安にしていました。これを「一里塚」といい、木曽路にもたくさん残っています。


麻衣廼神社(あさぎぬのじんじゃ)

毎年5月に行なわれるお祭り「にえかわまつり」はとても賑わい、みんなが家の前で頭を下げてお祓いをします。




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