記念事業
越美山系砂防事業50年記念誌
揖斐川の上流域は岐阜県で最も雨量が多い地域です。加えて1891年には国内最大級の内陸地震である濃尾地震が発生し地盤に影響が現れており土砂災害が発生しやすい地域であるといえます。1965年に発生した奥越豪雨では越美山系が位置する岐阜県及び福井県で大きな被害が生じました。この災害を契機に当時の建設省中部地方建設局が調査に着手し越美山系砂防事業を1968年に始めました。当時は福井県側での事業も想定に入れ調査に着手しましたが後に近畿地方建設局に調査成果を引き渡し福井工事事務所が真名川砂防事業として事業着手しています。
着手時は揖斐郡坂内村、藤橋村、徳山村、本巣郡根尾村内の揖斐川と支川根尾川の上流部を管内として工事に着手しましたが1990年に久瀬村にエリアを広げ現在は自治体の市町村合併により揖斐郡揖斐川町と本巣市にまたがる873km2が管内となっています。2019年3月までの50年間に193基の砂防施設を整備し地域の安全、安心や生活の場の確保に貢献できたと考えています。
本誌は事業開始50年の機会にこれまでの事業の取り組みをまとめ地域の方々に事業への理解を深めて頂くことを目的に作成しました。越美山系砂防事業は地域や流域の住民の皆さま、自治体や建設産業の方々の多大な支援や協力により事業をここまで進捗することができました。今後も地域の期待に答え安全、安心の確保に努めてまいりますのでご理解、ご支援をお願いいたします。
越美山系砂防事業50年記念誌(PDF 23.3MB)
以下の記念事業は終了致しました。クマタカ通信Vol.165 をご覧ください。
揖斐川流域の暮らしを守り続ける越美山系砂防
越美山系は標高1,200m級の山々からなり、揖斐川とその支流である根尾川の源となる急峻な渓流が数多く存在します。また。この地域は国内有数の多雨地帯でもあり、脆弱な地質と相まって、有史以来度重なる土砂災害に見舞われてきました。
昭和43(1968)年、国による砂防事業が開始され、今日に至るまで長年にわたり砂防施設の整備が進められたことで、揖斐川流域の安全・安心な暮らしが守られています。この地域における土砂災害に対する備えと砂防の重要性を再認識していただくため、記念事業を開催いたします。
記念事業
日時 平成30年11月18日(日) 9:30~11:30
会場 揖斐川町地域交流センター「はなもも」 岐阜県揖斐郡揖斐川町上南方27番7
※車でお越しの方は「第4回いびがわ産業フェスティバル」の駐車場をご利用下さい。 >>地図
内容 第1部 記念式典 9:30~10:15
※式典は関係者のみで執り行うため会場へは入場いただけません。
※式典の模様は防災講演会会場でライブ中継いたします。
第2部 防災講演会 10:30~11:30(開場9:20) 2階多目的室
講師:岡安 里美 さん 気象キャスター
講演タイトル:気象災害から命を守る!
~土砂災害に備えた気象情報の活用~
※事前申込不要です。先着順になりますので、当日定員(150名程度)に達した場合は
ご入場いただけない場合があります。
ミニイベント 9:30~11:30 1階ロビー
・根尾小学校児童が描いた土砂災害防止ポスターの展示
・坂内小学校児童が製作したコンクリート手形の展示
・砂防事業パネルの展示 等
SABOカードの配布
防災講演会終了後に配布します。
数に限りがありますのでご注意ください。
お問合せ
越美山系砂防事務所 総務課
TEL 0585-22-2161 FAX 0585-22-2174
mail:cbr-ibigawasabo@mlit.go.jp