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![]() 平成12年9月東海豪雨災害
昭和36年(1961年)の三六災後、昭和43年(1968年)8月25日〜30日の台風10号と前線による豪雨では、天竜川流域で総雨量500〜600mmとなり、死者6名、行方不明者1名、重傷者5名、軽傷者4名、道路、住宅、農地、林地等に多大な被害がでました。
長野地方気象台の平成12年9月11日〜12日の総雨量は、下伊那地域の7観測地点のうち矢作水系の観測所で、大雨が観測されています(表-1)。時間当たり最大雨量は、矢作水系2観測点で過去最大(過去30年間の観測値)を記録しています(表-2)。
上村では、最大24時間雨量123.5mm、最大1時間雨量40mm、連続雨量186.5mmでした。長野県南部で最も雨量の多かった根羽村では、最大24時間雨量377mm、最大1時間雨量90mm、連続雨量417.5mmでした。
平成12年9月25日12時に下伊那地方事務所でとりまとめた被害状況を図-1に、林務関係の市町村別被害を表-6に示します。
表-6 市町村別林務関係被害総括表
被害状況 林道御池山線に発生している岩石崩壊を、図-2、図-3に示します。被害が発生した場所は、標高1,200m地点にあります。
被害実態の一例 岩石崩壊が発生した場所の地質は、赤色チャートおよび縞状チャートで、赤色チャートも縞状となっています。縞状となっている岩石の堅い珪質部は、厚さ数cm〜10数cmのものもあります。
東海豪雨の遠山地域への影響は、先にも述べたように脆弱斜面の崩落を発生させました。対象地の岩崩れは、チャートの特性である亀裂(節理および縞構造)を開口させ崩落したものと思われます。崩落部は露岩の上部であり、8〜10m3程度と思われます。その崩落は写真-8、9のとおりです。この崩落物は径5〜50cmまでの比較的小さい岩屑で、マトリックスは土ではなく砂状岩屑です。この崩落物が林道路肩を破壊し、下方の法面下10m程度に散乱しています。露岩の状況は亀裂(写真-7参照)から前面の体積約240m3、チャートの平均的比重を乗ずれば、636トンとなります。 |
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国土交通省 中部地方整備局 天竜川上流河川事務所 〒399-4114 長野県駒ヶ根市上穂南7番10号
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