国道158号高山東道路の期待される効果
速達性・定時性の向上による産業活性化の支援
・北陸圏は首都圏との結びつきが強いが、最短経路の高規格道路ネットワークが未整備のため、輸送距離が長く非効率な輸送となっています。
・中部縦貫自動車道の整備により、北陸圏と首都圏との速達性が向上し、効率的な物流網が構築されます。
・中部縦貫自動車道の沿線は観光資源が多数存在している。このうち、岐阜・長野県を跨ぐ国内外観光の多い施設を周遊するルートは周遊性が悪く、観光のポテンシャルが十分に活かされていない状況です。
・高山東道路(平湯〜久手)の整備により、主要な観光資源間の移動時間短縮が図られ、観光周遊性の高いネットワークを構築されます。
交通安全、積雪時の走行性向上
・国道158号では、急カーブ及び急勾配の線形不良区間が存在するため、事故のリスクが高く、更に冬期の大雪時には、スタック車両による立ち往生が発生しています。
・高山東道路(平湯〜久手)の整備により、線形不良区間が回避され、走行性・安全性が向上します。
被災時にも機能する信頼性の高いネットワークの確保
・国道158号では、過去3年間に豪雨による通行止が4回発生するなど災害に対して脆弱であり、災害時には上宝・奥飛騨温泉郷地域から高山市街地まで広域迂回が必要となっています。
・高山東道路(平湯〜久手)の整備により、災害時の通行止めに伴う広域迂回の解消により、災害に対し信頼性の高い道路ネットワークが構築されます。