豊川水系の水は、東三河地域の約72万人の住民に水道用水を供給し、また日本有数の農業生産地を支えています。三河港周辺の工業生産活動の活性化にも欠かすことができません。
これまで、豊川から主に豊川用水を通じて、水が供給されてきましたが、近年のたび重なる水不足により、新たな水源を確保する必要がありました。
豊川水系は、水資源開発促進法に基づく水資源開発7水系のうちの一つに指定されており、平成18年2月には、利水面での設楽ダム建設の必要性が位置づけられた「豊川水系における水資源開発基本計画(豊川水系フルプラン)」の全部変更が閣議決定されています。