環境保全への取り組みについて
豊川流域の自然

 約40%が国定公園もしくは自然公園に指定されている豊川流域には、さまざまな生き物が生息しています。

 源流の寒狭川沿いの険しい渓谷や、下流域のおだやかな流れなど、豊川はさまざまな表情を見せて流れています。その清らかな流れと豊かな自然が美しい景観を生み、多くの生物を育む河川環境を作り出しています。なかでも、山間渓谷部を流れ下る上流部は、複雑な地質や地形によってできた崖があり、そこで観られるさまざまな草木とともにすばらしい景観を作り上げています。渓流にはアマゴがすみ、また国の天然記念物であるネコギギをはじめ、猛禽類のクマタカの生息が確認されています。また、中下流域には河畔林などの豊かな自然が残り、アユなど50種類以上の魚介類や、コアジサシやカワウといった100種類以上の鳥類など、多くの動植物が生息しています。

豊川の源流域に広がる愛知県最大のブナ原生林
「段戸裏谷原生林きららの森」


自然環境への配慮

 設楽ダム建設にあたっては、自然環境に配慮した事業の実施を行います。

 設楽ダム周辺の自然環境については、学識経験者の指導による文献調査や水質調査を昭和51年度に着手しているほか、平成5年度からは事業予定地やその周辺において、本格的な現地調査を行っています。また、河川整備計画などに基づく大まかな事業計画に対して、平成9年に制定された環境影響評価法に基づく環境影響評価(環境アセスメント)の手続きを行い、平成19年に評価書が縦覧されました。
環境影響評価については、「環境影響評価」のページもご覧ください。

~ 事業の流れと環境アセスメントの関係 ~

国土交通省中部地方整備局 設楽ダム工事事務所
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