設楽ダムの建設は、 上流域の方のご理解、 ご協力があって初めて可能になります。
設楽ダムができると、豊川の下流域や利水地域では、治水、利水、河川環境などの面でさまざまな恩恵が期待されます。しかし、それには上流域の方々に多くの協力をしていただく必要があります。協力があって初めて、ダム建設が可能となり、地域の発展につながるのです。
ダム建設は、建設地の上流域だけの問題ではなく、流域全体で考えるべき大切な問題です。
ダム建設で影響を受ける方々が安心して暮らせるように、積極的に支援していきます。
ダム建設は、貯水池により水没する地域はもとより、その周辺地域の方々の生活や地域の将来に大きな影響を及ぼすものです。
設楽ダムでは、影響を受ける方々、水源地域の皆さまの負担を少しでも減らし、生活の再建や地域の振興が図られるように、「水源地域対策特別措置法」や「豊川水源基金」など、水源地域の生活環境、産業基盤の整備などにつながる制度、枠組みが用意されています。
また、移転にご協力いただく方々が、将来にわたって安心して暮らせるように、情報の提供と交換の場をさまざまな形で設けます。
■水源地域振興の内容
① | 水源地域対策特別措置法(水特法)に基づく整備事業 |
「設楽ダム水源地域整備計画」に基づき、道路・下水道・簡易水道等の整備を設楽町や愛知県が実施します。 事業実施にあたり、設楽町が負担する経費の一部を、受益地域である県や下流市町が負担します。 |
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② | (財)豊川水源基金による振興事業 |
「設楽ダム水源地域振興計画」に基づき、上記①の補完として、土地改良・簡易水道・林道等の整備を設楽町や愛知県が実施します。 事業実施にあたり、設楽町が負担する経費の一部を基金から助成しますが、その資金を愛知県や下流市町が負担します。 |
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③ | ①,②以外の事業(一般行政事業) |
水源地域周辺での広域的な道路整備などの公共事業を設楽町や愛知県が実施します。 | |
④ | (財)豊川水源基金による事業(ダム完成後に向けた積立金) |
(財)豊川水源基金が、①,②で整備した設楽町管理施設の維持管理費などに充てる経費としてダム建設期間中に積み立て、ダム完成後に設楽町へ助成をするものです。 |