揚水発電は、電力が余って発電の必要が無い時に水を高い所にくみ上げることで、電気を水の位置エネルギーとして蓄えておくことができる発電方式です。火力発電などと比較して発生電力の調整がしやすい特徴があります。
新豊根ダムでは、共同管理者である電源開発(株)が上池の新豊根ダム貯水池(みどり湖)と下池の佐久間ダム貯水池(佐久間湖)の間で「揚水発電」を行っています。
おもに夜間の電力需要が少ないときに、余った電力を発電機に送り、ポンプとして水をくみ上げ発電に備えます。
おもに昼間の電力需要が多くなるときに、水が低いところへ流れるエネルギーを利用して発電します。揚水と発電は同じ施設(水車)を使っています。