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クマタカ通信

vol.191 岐阜大生が最新の砂防施設技術を学びました

2019年10月11日

クマタカ通信 vol.191

10月に入ってもまだ日中は日差しが厳しい日もありますが、吹く風は爽やかで、朝晩は肌寒く感じるようになりました。虫の声や木々の様子からも季節が秋へと変わったことを感じます。今号では、先月11日に岐阜大生を迎えて行われた砂防施設技術についての集中講義の様子についてお伝えします。



岐阜大生が最新の砂防施設技術を学びました

9月11日(水)、岐阜大学応用生物科学部生産環境科学課程環境生態科学コースの学生及び教員の計15名が、講義の一環として越美山系砂防事務所及び2箇所の砂防堰堤を訪れ、砂防施設の効果・機能・目的・施工方法・環境への配慮などを学びました。


始めに、当事務所の技術副所長により事業概要の説明を受けました。学生たちは副所長の話を聞きながら、頷いたりメモをとったりして熱心に学習していました。



事務所を出発してまずは、大蔵谷第1砂防堰堤を訪れました。こちらはすでに完成した堰堤で、透過型堰堤スリットを採用しています。少し離れた位置で当事務所の事業対策官から堰堤の特徴などの説明を受けた後、実際にスリットをくぐってその迫力を体感しました。間近で実物を見た学生たちからは、堰堤の構造や工程などについて多くの質問がありました。



昼食後、2箇所目の現場となる高地谷第1砂防堰堤工事現場を訪れました。こちらは現在も施工中の現場で、ソイルセメント工法※では日本最大級の堰堤高(27m)を誇ります。見晴台から現場の全景を見ながら技術者による説明を受けた後、施工中の堰堤の上に移動し、現場の様子を体感しました。学生たちは、1箇所目とは全く異なる構造の堰堤に興味津々で、積極的に質問したり学生同士で話し合ったりしながら知識を深めていました。最後に、技術者によるドローンの実演を見て実習が終了となりました。

※ソイルセメント工法…セメントと現場発生土を混合して堰堤の材料とするもので、工費・工期の縮減になります




今年で3回目となった岐阜大生の訪問でしたが、座学だけではなく実際に現場に行き、堰堤や工事現場を間近で見たり体感することは、学生たちにとって貴重な経験のひとつとなったのではないでしょうか。

【実施概要】
日時    令和元年9月11日(水)10:10~13:45
見学場所  越美山系砂防事務所(事業概要説明)
      大蔵谷第1砂防堰堤
      高地谷第1砂防堰堤工事現場
参加人数  岐阜大学応用生物科学部生産環境科学課程環境生態科学コース 学生13名、教員2名

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