クマタカ通信
vol.189 里山探検隊「ナンノ谷ウォーク」を開催!
2019年09月18日
クマタカ通信 vol.189
9月に入り、昼間は猛暑となる日もある中、ようやく朝晩に秋の虫が奏でるこの頃となりました。本号では、先月に行われた『里山探検隊「ナンノ谷ウォーク」』の活動をお伝えします。
里山探検隊「ナンノ谷ウォーク」を開催!
~ナンノ谷大崩壊からの自然回復と、土砂災害を防ぐための歩みを学ぶ~
令和元年8月22日(木)に、里山探検隊「ナンノ谷ウォーク」を開催しました。
揖斐川町の坂内川上地区より夜叉ヶ池に向かって延びている「ナンノ谷」について、明治時代に起きた大崩壊の現状、平成30年9月の豪雨によって損壊した堰堤の復旧工事現場など、渓流に沿ってウォーキングで遡りながら訪れました。今回は17名が隊員となり、内8名は揖斐川流域の小学校の児童です。当日は、時間により雨の予報もありましたが、道中は5分程の小雨に止まり、太陽も雲の中で小休止。あまり暑さを感じずに歩く事が出来ました。
越美山系砂防事務所にて集合した後、バスに揺られて50分ほど、到着したのはナンノ谷の麓、夜叉龍神社。ここで本日訪れるナンノ谷について簡単に紹介し、出発進行!
道中は、土砂災害を防ぐためにナンノ谷に設置された数々の堰堤を見つつ、堰堤を間近で見られるナンノ谷第2砂防堰堤にて、いったん休憩。
再出発後、平成30年度の豪雨にて被災したナンノ谷砂防ダム3号の復旧工事現場を見学。さらには、明治時代のナンノ谷大崩壊から100年以上が過ぎ、自然回復している様子を実感しつつ、歩を進めていきます。
お昼に、ゴール地点であるナンノ谷砂防公園に到着。川の勾配を緩やかにして侵食を防ぐために床固工(とこがためこう)が整備されており、流量の少ないこの日は、河川内を散策する事が出来ました。お弁当を食べ、自然の景色を見ながらゆっくりと時間を過ごす人、河川を散策しながら川遊びを楽しむ人…日常から離れた晩夏のひとときを、思い思いに過ごしました。
<参加者の感想>
・わかりやすくて、小学生でも気軽に楽しめました。
・子供の学習のために来たが、タイムリーで良かった。自分にとっても勉強になりました。
・少し暑かったけど、風が心地よかった。お弁当もおいしく食べられました。
【実施概要】
日時 令和元年8月22日(木) 9時~14時
見学場所 ナンノ谷第2砂防堰堤
ナンノ谷砂防ダム3号災害復旧工事現場
ナンノ谷さぼう公園(明治時代のナンノ谷大崩壊を起因とする天然ダム跡地)
参加人数 里山探検隊員17名、砂防ボランティア2名
協力 (株)久保田工務店
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