クマタカ通信
Vol.181 揖斐川町土砂災害防災訓練に参加・養老小学校で防災体験学習を実施しました
2019年07月03日
揖斐川町土砂災害防災訓練に参加しました
揖斐川町主催の「令和元年度 災害から命を守る揖斐川町藤橋地区土砂災害防災訓練」が、6月23日(日)に揖斐川町藤橋地区で開催されました。
訓練は住民が参加して行われ、午前7時に大雨により土砂災害警戒情報が発表され揖斐川町が藤橋地区に避難勧告を発令したとの想定で、対象地域の住民が2次避難場所として設定された西濃学園グラウンドまでの避難行動を行いました。
西濃学園グラウンドでは、災害発生を想定した現地災害対策本部の設置や岐阜県防災ヘリコプターによる救助訓練などの各機関の訓練が実施され、参加者数は藤橋地区住民と関係13機関の職員を合わせ約200名でした。
山村副所長の講演の様子
屋外での訓練終了後に西濃学園体育館で越美山系砂防事務所の山村副所長を講師とした防災講演が開かれました。山村副所長は、まず最初に藤橋横山地域版ハザードマップを用いてハザードマップや防災情報の入手手段を説明しました。次に、2019年3月に改定された『避難勧告等に関するガイドライン』(内閣府)にもとづき、5月下旬から運用が始まった自治体や気象庁等から住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくするための防災情報の提供について、「5段階の警戒レベルと防災気象情報」をお知らせしました。最後に、災害時に逃げ遅れがないよう日頃からの土砂災害に対する心構えを持つ大切さをお話し、「逃げなきゃコール」も紹介しました。また、講演会場では越美山系砂防の砂防事業等のPRパネルの展示を行いました。
会場に展示のパネル
訓練概要
日時 2019年6月23日(日)午前7時~午前10時10分
場所 岐阜県揖斐郡揖斐川町東横山 西濃学園グラウンド
主催 揖斐川町
参加機関 国土交通省中部地方整備局越美山系砂防事務所など計13機関
参加者数 200名
養老町立養老小学校5年生を対象に
防災体験学習を実施しました
6月18日(火)に養老町立養老小学校5年生(68名)を対象に、中部地方整備局河川部、木曽川上流河川事務所、越美山系砂防事務所が連携し、土砂災害発生時の危険な状況や土砂災害から命を守るための方法を学習する防災教育を行いました。
5月31日にリリースされたばかりの児童向け防災教育ツール(土砂災害編)を初めて活用し、カードゲームや動画コンテンツ、模型を使って学習を行いました。
越美山系砂防事務所では、当事務所保有の模型を用いて土石流、崖崩れについて、また砂防堰堤等の土砂災害を防ぐ施設について説明しました。児童たちは、積極的に質問したり、「自分もやってみたい」と授業後にも多くの児童が体験するなど、興味を持って積極的に学んでいました。
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