クマタカ通信
vol.169 応急対策工事等表彰式を行いました
2018年12月28日
クマタカ通信 vol.169
今年最後のクマタカ通信となりました。ご愛読ありがとうございます。来年も素晴らしい年になりますように、心よりお祈り申し上げます。今号では、豪雨により被災した砂防堰堤の応急対策工事等に携わった企業に対して行いました表彰式を配信します。
平成30年度 応急対策工事等表彰式
を行いました
平成30年9月10日に岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上の木曽川水系揖斐川ナンノ谷で、豪雨による出水が原因によるナンノ谷砂防ダム3号の損傷が発見されました。被災状況を確認したところ、損傷した砂防堰堤下流への土砂流出による被害が危惧されましたが、応急対策工事及び緊急測量業務の迅速かつ正確な履行により早期の安全を確保することができました。この応急対策等に貢献された株式会社久保田工務店及び株式会社イビソクに対し、事務所長より感謝状を贈呈しました。
株式会社 久保田工務店
●贈呈理由
被災発見翌日から応急対策工事に着手し、人員や重機を迅速に確保して現場に入り、根固めブロックの設置等の応急対策を昼夜施工により進め、7日間という短期間で工事を完成しました。
●受領者コメント
緊急工事のため明確な図面などが無い中で、昼夜作業を進めることとなりました。作業を進めていく際、施工方法等の問題が発生しましたが、全員が一丸となり解決することができました。また、安全第一を最重要と掲げ、無事故で早期に完成することができました。地元建設業者として、災害時の緊急作業を行うことは責務と考えており、今回の災害対策工事に携わることができ、光栄に思います。
株式会社 イビソク
●贈呈理由
本格的な災害復旧工事を進めるために必要な測量に着手し、UAVレーザー測量を行い、通常測量より高精度かつ短期間で成果を納められ、対策工法の選定・災害復旧申請・詳細設計に必要なデータを得ることができました。
●受領者コメント
緊急で測量を行い、地形図作成では山間部ということを考慮して、UAVレーザー測量と地上測量との併用で精度確保と測量作業期間の大幅な短縮を図りました。併せて緊急工事後の変位量定点観測も迅速に実施しました。現地作業時は緊急工事と同時進行であったため、工事関係者と綿密に連携し、特に安全面においては最善を尽くし細心の注意を払い作業しました。作業は広範囲でしたが、関係者の皆さまのおかげで、短期間かつ無事故で作業を終えることができました。
●吉野事務所長挨拶
「ナンノ谷砂防ダム3号の災害応急対策に際しては皆さまの御尽力により、一定の安全を確保することができました。ご活動に深く感謝します。」
○実施概要
日時:平成30年12月20日(木)10:00~10:20
場所:越美山系砂防事務所 2階会議室
○受領者(出席者、敬称略)
株式会社久保田工務店
代表取締役 久保田 一成 他
株式会社イビソク
専務取締役 森 允 他
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