クマタカ通信
クマタカ通信 Vol.151 を発行しました!
2018年05月08日
クマタカ通信 Vol.151
From Ibigawa SABO
新年度を迎え、私たち職員は気持ちを新たに仕事に向き合っています。今年度も「クマタカ通信」を通じて、越美山系砂防事務所の工事や防災に関すること、地域の季節の話題などについて、お知らせしていきます。今年度も引き続き宜しくお願いします。
新任のごあいさつ
調査課長 大森 徹治(オオモリ テツジ)
縁あって事務所50周年の年に、自身3度目の勤務が重なることになりました。地域の安全・安心の一翼を担う砂防事業の推進に注力して参りますので、前任者と同様、地域の皆様からのご支援・ご協力を頂けますよう宜しくお願いします。
完了工事 の紹介!!
~ H29年度に完成、完了した工事4件を紹介します ~
「 下谷第2砂防堰堤工事 」
【工事概要】
揖斐川町東津汲では、平成20年9月の西濃豪雨において発生した土石流により、下流の東津汲集落や国道303号等が被災しました。本工事は、本地区を土砂災害を防止するために、2基目となる砂防堰堤を施工するものです。
(株)ヤマモト 現場代理人 清水 慶生
【現場技術者の声】
本工事は、下谷第2砂防堰堤を築造するため平成25年度から続けられている工事です。現場へのアクセスルートにある橋梁の補強を同時施工する必要があり、施工上の安全や各種の工程を考えると工種毎の同時作業が難しかったのですが、関係者の方々と意見を交換しつつ工事を進め、工期内に無事に完成させることが出来ました。ここに当現場に携わった全ての方々と地元住民の方々のご理解とご協力に感謝しお礼を申し上げます。
「 ナンノ谷砂防堰堤第1号改築工事 」
【工事概要】
本工事は、揖斐川町の坂内川支流のナンノ谷において、既設堰堤(ナンノ谷砂防ダム1号)の老朽化対策を行うにあたり必要となった既設道路(町道池ノ又線)の嵩上げを行う工事です。
(株)久保田工務店 現場代理人 曽我部 裕司
【現場技術者の声】
本工事は、既設道路の電柱を切回し道路へ移設後に、既設道路の嵩上げに着手となりますが、夏季に一部一時中止となり施工を進めることが困難となりました。そのため、冬季の施工となって生コン打設時には気温や天気に十分注意し施工しました。また、豪雪地域ということもあり、除雪してからの施工や、施工中でも急斜面のため、表層雪崩が起きやすく気を抜けない状態でした。
このような状況ではありましたが、皆様のおかげで工事を完遂することができました。
「 天神堂岡谷渓流保全工工事 」
【工事概要】
本工事は、天神堂岡谷第2砂防堰堤の建設に着手するにあたり、根尾川へ合流する岡谷下流部の流路を整備するものです。平成28年より工事着手し、平成29年度完成に至りました。
田中建設工業(株) 現場代理人 乾 幸弘
【現場技術者の声】
流路護岸の施工において、平成28年の工事よりさらに余剰地が無く、狭隘な作業ヤードでの水替えや湧水処理、施工順序に苦慮しました。また、私としては初めてとなる橋梁施工があり、解らないことが有りましたが良い経験ができたと思います。
1月2月は積雪の影響で工事が思うように進まず気をもみましたが、社員や協力会社の協力と努力で、無事故・無災害で竣工することができ安堵しています。
最後に、2年間にわたり地元の天神堂地区の方々には、ご迷惑をお掛けする中ご協力して頂きありがとうございました。
「 揖斐川砂防出張所管内整備工事 」
既設堰堤の暗渠閉塞工
【工事概要】
本工事は、砂防施設の補修等の作業を行うものです。砂防施設を適切に維持管理し、異常等があれば、速やかに対策を行います。
揖斐昭和建設(株) 現場代理人 樋口 晃彦
【現場技術者の声】
本工事の施工箇所は、揖斐地区・根尾地区と広範囲にわたり、各作業は規模が小さく、個々の作業期間は限られ迅速に対応しなければなりません。作業箇所毎に支障物への対策、移動時の交通事故対策等、工事を進めるにあたり困難なことも多かったですが、現場代理人を含む作業員一同、全力で工事を進めることが出来ました。何より、無事故・無災害で工事を終えることが出来ました。
本工事を無事完了するにあたり、作業をさせていただいた近隣住民の皆様、ご協力ありがとうございました。
◆◆◆◆◆◆◆ 職員が行ってきました ◆◆◆◆◆◆◆
国指定天然記念物「 淡 墨 桜 」ライトアップ
樹齢1500年の根尾淡墨桜の満開時に足を運んできました。本巣市根尾板所の山裾に位置し、大正11年に国の天然記念物に指定された由緒ある桜の巨木で、散り際に淡い墨色を帯びることから命名されました。開花時期には夜間のライトアップが行われ、夜遅くまで優美な桜を愛でる人々で賑わっていました。
国指定重要無形民俗文化財「 能郷の能・狂言 」
3演目 能 「 高砂 」
国指定重要無形民俗文化財の能郷の能・狂言の奉演が、4月13日に本巣市根尾能郷の白山神社で行われました。能郷の能・狂言は600年以上の歴史を持ち、現在の能・狂言の流派が固定する以前の猿楽(さるがく)の名残を残す、全国で3カ所しか無い貴重な文化財です。舞台では4演目の能と3演目の狂言が演じられ、国土安穏、五穀豊穣、家内安全を祈って奉納されました。
発行
国土交通省 中部地方整備局 越美山系砂防事務所 揖斐川砂防出張所
〒501-0619 岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪2303-3
Tel:0585-22-3526 Fax:0585-22-6626
E-mail:cbr-ibigawasabo@mlit.go.jp
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※文中の敬称は省略しています。