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こまくさ通信 第38号(2012/ 6/ 1)

 

唐山沢砂防林竣工式 (平成24年 5月31日 木曜日)


唐山沢砂防林竣工式  “水防月間”の5月もあっという間に終わり、明日(6月1日)から“土砂災害防止月間”です。
 その月間初日を控え、土砂災害を防止すべく造られた大規模な床固工群である唐山沢砂防林にて、駒ヶ根市主催によるすばらしい竣工式典が開催されました。
 地元の駒ヶ根市中沢区では、昨年、三六災害50年にあたって多くの取組みが行なわれ、今年度に入っても唐山沢での植栽や、小学生高学年の児童らへの特別授業など、明るい笑顔に会える、素晴らしいイベントが目白押しでした。
 地域の皆さま、事業着手から完成に至るまでの間、色々とご理解ご協力を賜り誠にありがとうございました。
 今後も、この砂防施設が地域の皆さま、そして天竜川水系内に住む住民の皆さまのいのちと財産を守る施設であり続けて欲しいと願いますとともに、同時に地域内外の皆さまの交流拠点となり、地域を代表するような新たな情報発信の場へと発展してくれることを願っております。
(写真の説明:[右上]式典で植樹をして頂いたご来賓の方々,[右下]主催者の地元代表の皆さま,[左上]事業者代表として来賓の本省砂防部長の挨拶,[左下]式典開催の前に行なわれた砂防勉強会での本省砂防部長による講演)  

中学生による職場体験 (平成24年 5月24日 木曜日)


地元中学生の職場体験  5月22日から24日まで駒ヶ根市内の中学校生徒が職場体験として、私たちが関わっている仕事や現場を体験学習ということで訪ねてくれました。
 若い世代の方々が、社会資本整備という国土を守る上での大切な仕事に興味を抱いてくれていることを嬉しく思います。
 当出張所では社会資本整備の最前線である「ものづくり」について体験して頂くプログラムを担当しました。
 他にも多くのことを学習された中学生の皆さん。
 ぜひ、学校へ戻ったら、社会資本整備について感じたことを自分の言葉で、友達に熱く語って下さい。
 もちろん、帰宅したら家族の皆さんにも自信をもってしっかりと伝えて下さいね。
 さらに多くの友達や、年少の兄弟姉妹の皆さんが興味を持ってくれ、その結果、近い将来に次世代の社会資本整備を担う仲間が一人でも育ってくれたらと願うばかりです。
 中学生の体験学習を支援いただいた方々、ありがとうございました。
 中学生の皆さん、3日間の体験学習お疲れさまでした。
 参考に上伊那郡中川村においては、某地元建設会社が同村内の中学校からの要請を受けて、当出張所の現場を垣間見ることのできる職場体験を5月18日に支援しております。


災害対策車両の操作訓練と金環日食 (平成24年 5月21日 月曜日)


金環日食  建設業界の話題を扱う某業界紙の紙面に、中部地方整備局が災害対策車両の操作訓練を5月17日に名古屋市東区の中部技術事務所構内で実施した旨、掲載されていました。
 同様に天竜川上流河川事務所でも排水ポンプや投光器を搭載した災害対策車両の操作訓練が、先週実施されました。
 私たち出張所の職員も業務の合間をぬって参加しました。
 その際、投光器の照明は昼間でもはっきりと分かる明るさで、昼間の太陽光には及びませんが緊急時には応急作業をされる方々の強い味方です。
 太陽光の話題に絡めて、今朝、金環日食を観察することができました。
 こうした天体ショーは、大人も子どもと一緒になって楽しめる時間だと思います。
 通勤時間帯ということもあり、直接、観察できなかった方々も多かったと思われますが、そういった方々でも、見慣れた景色が薄暗くなったことを感じられたのではないでしょうか?
 私は、幸運なことに時間帯や天候にも恵まれ、通勤前に駐車場から、我が子と一緒に日食を鑑賞することができました。
 幸運だった私たちとは違い、部分日食のみしか見えなかった地域や、天候自体が優れずにしっかりと見ることができなかった地域の方々も多かったことでしょう。
 鑑賞に値する画像ではないでしょうけれども、コンパクトデジタルカメラを使って駒ヶ根市内から撮影した金環日食について、ほんの一時ですが「環」の途切れた際の画像を撮影することができましたので、掲載することにしました。
 もしかすると雲の影響だったのかもしれませんし、ベイリー・ビーズが見える状態だったのかもしれません。
 天文関係の研究者や天体ショーのファンの方々など、「駒ヶ根市内ではこんな感じで見えたのですね」といった情報としてお役に立てば幸いです。


三遠南信地域の伊那街道を訪ねて(平成24年 5月19日 土曜日)


飯島陣屋  5月12日のところで紹介しました『飯島陣屋』の話題に絡めて、閉庁日を利用して“三遠南信地域の「伊那街道」”を訪ねてみることにしました。
 その話題の前に先ずは江戸末期の歴史から。
 今から145年前、慶応3年(1867年)、徳川慶喜による大政奉還が行なわれました。
 その翌年、慶応4年(1868年、9月から明治に改元)、新政府は、それまで天領と呼ばれてきた徳川の采地を没収してゆきます。同時に、この年の4月には大政官制を改正し、立法・行政・司法の三権分立が図られ、地方政府は「府」「県」「藩」という組織で担うことになりました。
 そして同年8月、かつての飯島陣屋が「伊那県」の行政の中心であります県庁となったのです。
 その行政区域は飛び地ではありますが、信濃の区域だけでなく愛知県三河の足助をも含む広域管轄でした(現在でも南信の国道153号や愛知県道10号[設楽根羽線]の一部は「伊那街道」と呼ばれています)。
 さらに、驚くことに明治3年には飯島に県庁を所在させていた伊那県は33万石の大県へと拡大しています。
 さて、その飯島陣屋も、江戸中期には駿府紺屋町陣屋の出張陣屋(でばりじんや)、江戸末期には尾張藩飯島取締役所となっていた時代がありますが、まぎれもなく行政の中心地であったことには変わりないようですね。
 こうしたことから天竜川の舟運や、三遠南信地区の伊那街道が、愛知県三河地方・静岡県遠州地方・長野県南信地方の文化交流の街道として重要であったことが想像できるのではないでしょうか?(三遠南信自動車道についてはこちら)。
 この伊那県や当時の『飯島陣屋』について詳しく知りたい方は、ぜひ飯島町の歴史民俗資料館(飯島陣屋)をお訪ね下さい。(画像の陣屋内風景は今年のGWに撮影したものです。)
 蛇足ながら、陣屋と言えば代官(旗本の最下層の身分)。その「飯島陣屋」の歴史を広めようと、住民の方が南駒ヶ岳に映る「雪形※」に“陣屋代官”と名付けたものがあります。

※:雪形とは、山肌に現れる模様のことを呼びます。山や地域によっては冬の間でも見られることはありますが、中央アルプスでは雪解けの時期に頂上付近の山腹の岩肌等が見えることで残雪と岩肌等のコントラストによって人や動物の姿に見えるものが有名です。特に、駒ヶ根市内の国道153号から見える駒ヶ岳の島田娘などはよく知られている雪形です。


「夢」のある話(平成24年 5月12日 土曜日)


基調講演  駒ヶ根市内にて『天竜川ゆめ会議10周年記念フォーラム』が開催されました。
 10年の節目ということで中部地方整備局長による基調講演がありました。
 10周年のキーワードつながりとして、今年は「飯島いいものつくろう会」も10周年にあたります。
 ゆめ会議にならって「飯島いいものつくろう会」も今まで以上に情報の輪を拡げられたらと考えています。
 ところで、本通信を愛読していただいている皆さん。
 当出張所があります飯島町が、かつて信州(長野県だけでなく愛知県の三河を含む広域行政)の中心地であったことをご存じでしょうか?
 今でいう県の本庁舎にあたる『飯島陣屋』(現在の陣屋建物は、歴史民族資料館として史実に基づき復元したもの)がこの地に置かれ、行政機能を担っていたのです。しかも県名は「伊那県」でした。
 その後、行政区域の再編で現在の長野県に移り変わってゆくのですが、江戸から明治への大胆な時代の変化を目の当たりにしつつ生活を営んできた当時の庶民は、この天竜川の“川づくり(その時代は治水や利水が中心)”の将来と、沿川の地域発展を自分たちの生活に絡めながらどんな“夢”を描いていたのでしょうか…。


安全パトロール (平成24年 5月10日 木曜日)


安全パトロール  今年度、第2回目の発注者と受注者相互による工事安全パトロールです。
 当出張所では、現在10件の工事が稼働しています(「飯島砂防出張所 工事概要」はこちら)。
 工事件数が多いと、私たちのルーチンワーク的な仕事(監督職員としての受注者との協議や段階確認等)の量も増えますが、利点もあります。
 その最大利点が、現場の安全管理を多くの目で視て相互に点検できるということです。
 私たちにとって、工事の安全施工を目指すことは、最優先課題ですので、この課題を多数の方々(現場での無事故無災害を続ける仲間たち)と共通意識をもって取り組めるということです。
 今年度も受注者の皆さんが相互に現場の安全管理の良い面を推奨し合いながら、無事故・無災害で工事を完成して行こうとしています。

  

中沢小学校6年生を対象とした特別授業(平成24年 5月 8日 火曜日)


5月8日特別授業  先日(5月1日)に続く、特別授業第2段です。
 先日同様、児童らによる植栽手入れが行なわれました。
 次世代を担う子どもらによって、唐山沢砂防林が育まれることは、自助・共助の観点からもとても大切なことです。
 今後は、与田切砂防林のボランティア活動に負けないくらいに地域の方々が主体となって緩衝樹林帯を保育していただけますことを願っています。
 無邪気に植栽された木々を手入れしてしてくれていた児童たちは、やがてどこかへ巣立っていったとしても、故郷の中沢を思い出してくれることでしょう。
 この子たちが成人する頃も砂防施設が、その機能をしっかりと発揮しつつ、きっとすばらしい花街道の観光名所となっていることでしょう。
  

GWの河川利用状況 (平成24年 5月 4日 金曜日)


GWの竜西河川利用状況  私ども飯島砂防出張所の職員にて砂防工事の監督を担っております太田切川・中田切川・与田切川・片桐松川・新宮川の水辺をこのゴールデンウイーク期間に利用者の視点に立って訪ねてみることにしました。
 今年のGW後半はぐずついた天気だったものの、各河川とも多くの方々が利用され、賑わっていました。
 写真は太田切川左岸のアルプス体験館内にある砂防情報センターの状況です。
 天竜川水系の砂防施設のしくみを知って頂くのに最適な構成となっておりますので、是非ご利用下さい。
 河川利用が進んできたと同時に、まだまだ全国を見渡すと水の事故は後を絶ちません。飯田でも悲しい事故がありました。
 河川の急な増水などには十分に気をつけて、身近な川を愛して頂きながら、楽しくお過ごし下されば幸いです。また、その際には愛する川を汚さないようお願いします。

中沢小学校5年生を対象とした特別授業(平成24年 5月 1日 火曜日)


5月1日特別授業  唐山沢砂防林事業の完成を祝い、先月末の植樹をはじめ地元主催のイベントが5月末迄続きます。
 今回は、唐山沢に近い地元(駒ヶ根市中沢)小学校5年生の児童の皆さんに床固工の機能を紹介する簡易模型を使った特別授業を担当することになりました。
 昨年デビューしたこの簡易模型。地域の防災教育の一助になれば幸いです。
 さて、この簡易模型、昨年度は同小学校で1回、与田切ネットワークで1イベント(この時は3回)使用していますが、シンプルな構造ゆえに運搬組立ても楽で軽トラックがあればどこへでも運べる大きさです。こうしたことが幸いし、出前の特別授業に対するリクエストが多いのでしょうね。

  

与田切通信第6号を発行


与田切の工事

 『与田切通信第6号』が発行となりました。
 今号からは、上井地区の完成に代わり、今年度より本格的に現場着手(3月下旬契約)の平成23年度天竜川水系与田切川本六地区床固工事の受注者が与田切協議会の新たなメンバーとして加わることとなり、再び三社共同体制での通信発行となります。


クリックでPDFファイル(311KB)をダウンロードできます。

国土交通省 中部地方整備局
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