河川概要

あらまし

川の写真

庄内川は、その源を岐阜県恵那郡の夕立山(標高727m)に発し、岐阜県東濃地方の盆地を貫流し、濃尾平野を南下して伊勢湾に注ぐ一級河川であり中部地方を代表する都市河川です。

流域は愛知県、岐阜県の2県にまたがり中部圏の中核都市名古屋をはじめ、近年都市化が著しい春日井市、尾張旭市や陶都の瀬戸市、多治見市、土岐市などの諸都市を擁し中部圏の経済、文化の基盤をなしています。

水害と治水史

昭和47年洪水、土岐市駄知線落橋
昭和47年洪水、土岐市駄知線落橋

記録によれば、かつて庄内川は毎年のように氾濫を繰り返す暴れ川で、沿川の人々は多くの被害を受けていました。「小田井人足」という言葉や「十五の森」の悲話が、洪水の悲惨さを今に伝えています。

近年においては、昭和34年の伊勢湾台風以来、本川堤防が決壊するような大洪水こそ起きていませんが、依然として数年毎に沿川に浸水被害をもたらしています。