流域の都市化について

庄内川の流域には、中部圏の中心都市名古屋とその衛星都市である春日井市、尾張旭市、瀬戸市等を抱えているため、昭和30年代より著しく都市開発が進みました。特に、春日井市の高蔵寺ニュータウンや多治見市のホワイトタウンに代表されるように、大規模開発による丘陵地の開発が進んだことが特徴です。

現在では、17市7町におよそ430万人(平成18年3月現在)の人々が生活しています。また、名古屋市守山区などにおいては、今もなお区画整理事業による都市開発が進行中で、山林や農地が依然として減少し続けています。このため、流域の保水や遊水の機能が低下することによる、水害の危険性の増加や、普段の川の水量の減少が心配されています。

土地利用の図