清水立体トピックス

- 清水立体では、計画の構想の検討段階から広く住民の意見を聴くという構想段階における市民参画による道路計画の策定(PIプロセス)を取り入れ進めてきました。
- この結果、第三者機関として設立された「清水立体有識者委員会」により、静清バイパス清水地区を立体化すべき提言がされました。

- 国1(清水IC周辺)改善検討会が清水立体有識者委員会の助言を基に、地区別のワークショップを開催しました。
- 複数の比較案の提示を行った上で、地域住民の意見を聴き、その意見からまた複数の比較案を提示することを繰り返し、地域住民等の理解を深めてきました。
- 併せて、ホームページ、新聞、広報誌等を活用して、意見の募集と情報開示を行ってきました。
- 検討の結果、清水立体有識者委員会が提言書をとりまとめることに至りました。
- 地区別ワークショップでは、飯田・庵原・袖師の3地区で延べ10回開催し、延べ249名の方にご参加いただきました。



清水立体PIについて(詳細はこちら)

- 国道1号静清バイパス(清水立体)において、平成28年度工事着手を契機に、事業の必要性(期待されるストック効果)や地域経済活動への影響等について、経済界等と意見交換を図る場を構築し、官民が連携した円滑な事業推進を実施しています。
- 清水地域の主要企業から「企業からの情報発信」として清水立体事業の必要性について発表頂きました。
- 発表内容としては、
・輸送時の往復回数が増加
・清水港への誘致に向けた好材料
・さらなる事業エリアの拡大
・運送コストの低減・労働力の削減
・安全性、収益性、利便性の向上
・安定した高品質な部品の輸送に貢献
・輸送時間の信頼性(安定化)の確保
などが挙げられました。

- 国道1号清水平面区間の道路ネットワークとして、静清バイパス(清水立体)、中部横断自動車道、(主)清水富士宮線の進捗状況について、各事業者より報告。
- 商工会議所から紹介いただいた地元企業より、ストック効果や整備に対する期待について発表いただき、官民で意見交換。
- その他、静清バイパスのこれまでの整備が地域に与えた影響として、ストック効果等のパネルを展示。
平成28年10月4日(火) 第1回意見交換会

静岡市副市長【会長】
静岡市建設局長【副会長】
静岡市清水区長
静岡市都市局次長兼都市計画部長
静岡市経済局商工部港湾担当部長
静岡県交通基盤部道路局長
静岡県交通基盤部港湾局長
静岡県交通基盤部清水港管理局長
中日本高速道路㈱清水工事事務所長
国土交通省清水港湾事務所長
国土交通省静岡国道事務所長
静岡商工会議所専務理事
意見交換会委員(12名)

アオキトランス(株)
鈴与(株)
(株)するが花き卸売市場
はごろもフーズ(株)
<主な意見交換内容>
- 例えば、東京港大井埠頭などでは、コンテナヤードの順番待ちで数時間待たされるなど、物流事業者にとって悩ましい状況があったが、清水港では短時間での積込が可能であり、利便性の高さが清水港のセールスポイントの一つ。
- 中部横断自動車道の整備とあいまって、山梨や長野から東京港又は中京の港に向かっていた物流が清水港を利用するなど、新たな物流が生まれる可能性。
- 今後、清水港や清水港と直結する清水立体などの道路網の整備によって、清水港の更なる利便性向上が期待されることから、清水港誘致につながる。
- 花き類等の生鮮品は鮮度が重要であり、県内卸売、小売業者への配送時間の短縮により顧客へのお勧めの度合いは高くなる。
- 当該地域は、関東圏・中京圏の中間点にあり、清水港と併せた交通体系が整えば、非常に効果が大きいと考えている。
- 国道1号清水平面区間が渋滞を回避し別の路線を利用する人も多く、清水区に住んでいる人にとっては清水立体整備は大きなメリット。
- 立体化事業の工事期間、迂回路がどのようになるのかという点については懸念しているところ。

平成29年10月5日(木) 第2回意見交換会

静岡市副市長【会長】
静岡市建設局長【副会長】
国土交通省静岡国道事務所長
国土交通省清水港湾事務所長
静岡県交通基盤部道路局長
(代理:道路企画課 課長代理)
静岡県交通基盤部港湾局長
(代理:港湾整備課長)
静岡県経済局商工部港湾担当部長
中日本高速道路㈱清水工事事務所長
静岡商工会議所専務理事
(代理:産業振興担当部長)
意見交換会委員(9名)

(株)天野回漕店
大日工業(株)
<主な意見交換内容>
- 清水立体の整備をはじめ、清水周辺の道路網が整備されることにより、観光面や清水港の機能強化が図られ、清水港における交通結節機能が高まり、地域のポテンシャル向上に繋がる。
- 清水立体の整備と清水港の拡張により、清水港誘致の優位性が向上するとともに、港湾輸送にとって、利便性が高いものとなる。
- 静岡県全域にとっては、清水港や静岡富士山空港を拠点とした地域づくりを行う上で、清水立体や中部横断自動車道をはじめとする広域的な道路ネットワークが重要である。
- 清水立体整備に伴う工事の情報発信により、市民の皆さまの事業に対する理解を深める必要がある。
- 行政のみで事業推進を働き掛けるだけでなく、民間の皆さまと意見交換し、官民が連携した意見(地元メッセージ)をもとに、事業を推進していく必要がある。



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静岡国道事務所 総務課