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長島ダム Q&A

このページは、長島ダムについて皆様より寄せられた疑問・質問に対して、お答えするコーナーです。こちらに掲載されていない疑問・質問がありましたら、メールでお知らせください。

Q1.長島ダムは完成するまでどのくらい時間がかかったのですか?

A1.およそ30年です。昭和47年度に実施計画調査に着手し、平成14年3月に竣工を迎えました。

Q2.建設までのダムの様子を知るには何をみたらよいのでしょうか?

A2.沿革のページをご覧下さい。

Q3.長島ダムの内部見学会はありますか?

A3.長島ダムでは、ダム探検としてE-mailもしくはFAXにてダムの内部見学の申し込みを受け付けております。詳しくは、長島ダムHPに掲載しております。

Q4.大井川の今昔をしりたい!

A4.江戸時代は政策により、橋を架けること、船を渡すことも禁止されていました。昔より流域は良質の木材の産地であり、上流から下流への木材の運搬路として利用されていました。また、『越すぬ越されぬ大井川』と詠われたように水量が多く流れが速かったそうです。
 現在の大井川も、かんがい、上水道用水、工業用水、発電(長島ダムではダム管理面のみ)と様々な方面で周辺住民と密接に結びついています。

Q5.キャラクターの由来を教えてほしい。

A5.『ナガ』と『しま』は長島ダム及びその周辺地域を紹介するために誕生しました。『ナガ』は人間にはない不思議な力を持った存在にしたいとのことから、この地域に伝わる天狗伝説をモデルにしているそうです。『ナガ』に不思議な力を持たせるというコンセプトはインドの天候を操る蛇の姿をした神様『ナーガ』から当時の担当者がイメージしたようです。また、大井川の蛇行した川の流れと長島ダム周辺の豊かな自然が神秘的なイメージを担当者に持たせたのかもしれません。長島ダム周辺ではお茶の生産が盛んなことから『しま』は茶摘み娘になったようです。キャラクターを二人に分けた理由には当時の担当者が自然を『ナガ』、人を『しま』として、『自然と人の共存』という願いがあったのかもしれません。

Q6.なぜ接岨湖と命名されたのですか?

A6.当時、公募によりたくさんの名前の中から選定されています。地元である旧本川根町(現川根本町)役場の方で決定されています。長島ダム上流には接岨峡と呼ばれる岩に覆われた狭隘な場所があります。

Q7.情報誌などに載っているELは何を示す記号ですか?

A7.海の平均海面からの高さ(Elevation:標高)を表現した記号です。例えばEL=453.00であれば海から453.00m高い位置にある場所ということになります。

Q8.大井川の水は、軟水ですか?硬水ですか?

A8.長島ダムで管理する水は軟水になります。

Q9.ダムの放流を見てみたい。

A9.現在の長島ダム放流状況は「長島ダムホームページ」で確認することが出来ます。

Q10.ホームページに長島ダムの壁紙を載せてほしい。

A10.いくつか作成し「長島ダム壁紙いろいろ」に載せてみました。また、「長島ダムふぉとコーナー」で写真をダウンロードすることが出来ます。注)写真データは非常に大きいため(約1~3MB前後)表示に時間がかかりますので予めご了承ください。

Q11.長島ダム周辺の観光情報などを教えてほしい。

A11.長島ダムホームページに「紅葉だより」を載せています。また、「長島ダムふぉとコーナー」で写真をダウンロードすることが出来ます。ただ、写真で見る紅葉に比べ現地の紅葉が日々状況が変わり非常に綺麗です。是非、皆様の目で直接観て頂くことをおすすめします。
 その他の周辺案内につきましては、大井川周辺案内のページをご覧ください。

Q12.接岨湖に設置されている噴水について教えてほしい。

A12.噴水はばっき装置と呼ばれる水質保全施設で、植物プランクトンなどの異常増殖を抑制する事が本来の目的です。高さ45m以上も噴き上がる噴水は皆さんに見ていただくにも十分な迫力があると思います(現在は機能が低下しているため、修繕予定)。
 噴水は接岨湖で上がります。「ダムの駅」長島ダムふれあい館より来られた方は右手側、長島ダム駅より来られた方は左手側です。
 噴水は9時、10時、11時・・・と1時間に1回10分間、噴き上がります。夏~秋にかけては30分に1回に時間を変更しています。

Q13.虹のかかった放流の写真が撮りたいのですが?

A13.太陽に背中を向けて撮るようにしてあげてください。風向きなどの条件にもよりますが、虹を撮れる可能性が高くなります。

Q14.クロスしぶき放流は、いつ見えますか?

A14.4月中旬~10月頃まで行っています(流入量が少ない時や点検時を除く)。

Q15.長島ダムの役割と、環境の保全・利用についてどうお考えですか?

A15.長島ダムは、洪水調節・流水の正常な機能の維持・かんがい・水道・工業用水の役割を有しており、環境の保全、利用共に重要であると考えております。

Q16.河川流量の正常な維持機能とは何ですか?

A16.河川流量の正常な維持機能とは、本来河川が持っている機能(漁業、観光、河川管理施設の保護、地下水の維持、動植物の保護、流水の清潔の保持、既得用水等の安定取水等)を正常に維持するために、渇水時においてもダムからの流水の補給を行うことです。

Q17.下流域の大井川の水が濁っていることが多いと感じます。なにか配慮等はされているのですか?

A17.雨が降れば、土砂等が混じり河川水は濁リます。
 大井川の河川水は、流域上流部の急峻な地形と脆弱な地質や、多量の降雨特性などに起因して水中の細粒分が多いため、水が濁りやすい性質があります。
 長島ダムでは、選択取水口でダム湖内の水質が良い層から取水して、環境に配慮した放流を行っています。また、長島ダム下流には清水化バイパスが設置されており、長島ダムの綺麗な水を流しています。長島ダム放水口の水質調査を毎年実施しており、水質については環境基準を満足しています。

Q18.20年間で渇水で問題になったことは何回ありましたか? 渇水時の対応は、どのようなことをしていますか?

A18.大井川ではH14~R3では13回(期間)の取水制限(自主節水含む)が実施されています。
 大井川下流を管理する静岡河川事務所と連携して渇水対策支部を設置し、大井川の河川流況の監視を強化しています。
 島田市にあるJR東海道線鉄橋下で、流量9m3/sの水が流れるようにします。

Q19.ダムの堆積土砂の状況はどのような感じですか?排出の計画などはありますか?

A19.長島ダムには、現在約4,700千m3ほど土砂が堆積しており、総貯水容量に対し5.7%堆砂しています。
 長島ダム管理所では年間140千m3掘削する計画となっていますが、運搬先の課題等から14千m3程度の掘削を行っています。
 掘削土砂は、他機関の事業への活用しています。その一事業で海岸事業者役割分担を決めて、土砂を駿河海岸まで運搬しています。

Q20.長島ダムから放流された水の利用は、どこから取水されているのでしょうか?

A20.下流域のダムや放流管を経て川口取水口から取水されております。

Q21.緊急放流や事前放流、洪水調節は20年間で何回やりましたか?

A21.長島ダム管理所では、緊急放流及び事前放流の実施は過去・現在ともにありません。ダム湖へ注ぎ込む水の一部を貯め込み下流に流す水を少なくして、河川の増水を軽減させる「洪水調節」は、10回ほど行っております。

Q22.大井川には国や発電会社など様々な団体が管理しているダムがありますが、大雨の際などは連携しているのですか

A22.大雨の際は上下流にある中部電力のダムや流域の市町等と密に連絡をとりながら対応をしています。

Q23.長島ダムの役割を、下流の大井川ダムが担うことはできないのでしょうか?

A23.大井川ダムでは長島ダムが担っている治水の役割や利水の役割を持っていないため、長島ダムの役割を担うことはできません。

Q24.ダム建設により、土砂が下流に流れず海岸の浸食が激しくなっています。自然の力である程度、復帰させることは出来ないでしょうか?

A24.自然の力のみでの復帰は難しいのが現状です。他のダムでは土砂バイパスの設置、長島ダムではダム湖の土砂を下流に搬出するなどの検討、河川及び海岸を管理する関係機関との協議などが進められており、今後も継続して進めていきます。
 詳しくは、静岡河川事務所HP:総合土砂管理の取り組みのページをご覧ください。

Q25.長島ダムの職員は何名ですか?

A25.平常時では職員9名、委託職員1~2名の10名程度で管理しています。

Q26.夜や土日も管理所に人はいるのですか?

A26.常に1人以上います。大雨が降っているとき等は、寝ずにダム管理を行っています。