ICTレポート
バックホウ浚渫船における情報化施工を見学しました |
平成26年1月21日(火)。名古屋市内にある庄内川において、河道浚渫工事の見学会が開催されるということで、事務局2名で参加してきました。
現場は、「平成25年度 庄内川打出河道掘削工事」。施工者は、みらい建設工業(株)さんです。
こちらの工事は、流下能力の増大を目的とした河道の掘削で、台船に乗せた3Dマシンガイダンスバックホウにより浚渫を行うもの。施工量としては約16,000m3です。

監理技術者の都築様にお話を伺ったところ、今回の工事において費用対効果がとても大きい!との声をいただきました。
こういった浚渫工事においては、バックホウのアームにあるマーキング及び潮位板を見ながらの施工となるため、過掘りが生じるのですが、MGバックホウによる正確な位置把握により過掘りがなくなります。よって、余分な土が排出されなくなる→処理する土量が削減される→コスト縮減となるとのこと。
オペレーターさんにもお話を伺いましたが、どこまで掘削したかが一目でわかり、とても使いやすいと好評でした。
今回の現場は、MGも必要ないほどとても腕の良いオペレーターさんでしたが、今後こういった熟練工の方がいらっしゃらなくなると、ますますこういった技術が必要となってくるであろう、と都築様もおっしゃっていました。
現場には、「ICT技術を「使う」から「活かす」へ!」という、現在の情報化施工推進戦略のサブタイトルを掲示していただいてました!まさにそのとおり、情報化施工を活かしている現場でした。
取材協力:みらい建設工業(株)、日立建機日本(株)
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