水源地域ビジョンとは?
蓮ダムでは、地域の皆さんと一緒に「蓮ダム水源地域ビジョン」を策定しました。平成15年度以降、地域の皆さんと一緒に、取り組みを実行していきます。
水源地域ビジョンとは、ダムを活かして水源地域を活性化し、流域の交流・連携を通じて、流域全体のバランスのとれた発展を目指す、行動計画のことです。
水源地域を見ると、過疎化や高齢化が進み、管理が十分に行き届いていない森林もあります。地域ににぎわいがあり、住民の皆さんによって森林が管理されることで、水源地域の森林が豊かに保たれます。
また、流域の皆さんが安心して生活でき、安定した水道水を飲めるようにすることは、ダムや水源地域の大切な役割のひとつです。そしてダム建設時には、水没者を含む水源地域の方々に、たくさんのご負担・ご協力をいただいています。このことを、流域の皆さんにもっとよく知ってもらうことで、流域全体がバランスよく発展できます。
こうしたことを踏まえ、水源地域の住民が主体となって、地域活性化のための行動計画づくりを行いました。
【蓮ダム水源地域ビジョンの基本的な考え】
蓮ダムの水源地域ビジョンには大きな柱が3つあります。それは「ダム周辺のハード整備・ソフト対策」、「水を軸とした地域間交流」、「地場産業の振興」です。ビジョンでは、この3つの柱にもとづいて、いろいろな取り組みを計画しました。また、これらの3つを総合する取り組みとして「奥香肌湖100年の森構想」を、立ち上げることにしました。それらの取り組みを通じて、蓮ダムの水源地域が、流域に住む人たちの力で、さらによいまちになっていくようお手伝いするのが、ビジョンの基本的な考えです。
【森を考える会】
昭和60年に森地区の住民で結成された「森を考える会」は、水源地域ビジョン推進の中心的役割をはたすとともに、地域交流や地域活動などに積極的に取り組んでいます。