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こまくさ通信 第40号(2012/ 8/ 1)

 

東北地方梅雨明け 『川遊びは安全に!』 (平成24年7月26日 木曜日)


渓流のステップ&プール  7月23日の九州地方の梅雨明けに続き、今日、東北地方も梅雨明けとなりました。
 東北地方を中心に震災復興に携わっている全ての方々や九州北部豪雨被害の支援活動をされている方々へ、“暑中お見舞い申し上げます。暑い中での支援活動、本当にお疲れさまです。”
 これで梅雨のない北海道を除き、日本列島が全て梅雨明けとなり、夏の高気圧の熱気に包まれることになりましたね。
 今日は朝のニュースでもロンドン五輪の女子サッカー予選の話題で、なでしこジャパンの活躍が報じられ、こちらも国内外の応援団の“熱気”に包まれていたようです。

 全国が猛暑となるこの時期、毎年のように川・湖・海での悲しい水難事故が起きています。
 皆さんにとって夏休みの川でのレクリエーションが楽しい思い出となりますよう、皆さん一人一人が自ら危ないなと思ったところには絶対立ち入らないようにして下さい。それが自らの命を水難事故から守る第一歩です。

 画像は飯島砂防出張所管内の某渓流の様子を撮影したものです。
 岩や巨礫が組み合った箇所で典型的な「ステップ(流れ落ちる急流)&プール(淵)」の構造が連続している場所でした。


コンクリートの熱中症(?)対策 (平成24年 7月25日 水曜日)


片桐松川床固工事  前号では、片桐松川でカジカを掬って救った話を取り上げました。
 その片桐松川にて3箇所連続した床固工事現場にて、コンクリート打設が本格的に始まりました。
 暑中作業となるこの時期は、現場に携わる方々は自らの熱中症対策にも注意しながらコンクリートの熱中症(?)対策にも注意します。
 『コンクリート標準示方書(施工編)』には、暑中コンクリートの施工方法なるものが書かれています。なぜ注意が必要なのかといいますと、高温によってコンクリートの品質低下が起きるからです。
 例えば、高温下では、生コンクリート(略称:生コン)を工場から現場迄運搬する時間でさえも、品質低下を招かないかということを気にしなければなりません。“生”ゆえに鮮度が大切です。
 ついでに、熱中症というキーワードに絡め、気温のお話を一つ。
 気象用語では、日最高気温が25度以上の日を「夏日」といいます。また、気象庁の統計種目にはありませんが、夜間の最低気温が25度以上の日を「熱帯夜」と言います。
 これに対し、私たちが暑中コンクリートとして施工することを標準としているのは、日平均気温が25度を超える時期に施工することが想定される場合です。
 人もコンクリートも25度が暑さ対策(熱中症対策)の基準温度ということが、何となく分かって頂けたのではないでしょうか。
 一方、寒中での施工は寒中コンクリートと呼びます。こちらの温度については別の機会に述べたいと思います。(その他の気象用語はこちら)。


黒川第4砂防堰堤仮排水路トンネル工事 (平成24年 7月24日 火曜日)


黒4トンネル  巷で俗に“クロヨン”と呼ばれている土木構造物で有名なものと言えば、「黒部ダム(某電力会社の黒部川第4発電所)」ですが、ここ黒川第4砂防堰堤(現在、仮設の排水路トンネルを工事中)も、私たちの間では“クロヨン”と呼ばれています。
 その黒川は中央アルプスの「駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)」が源で、かつ太田切川の支川であることは、皆さんも既にご存じのことでしょう。
 現在、トンネル呑口部と吐口部の地山が崩壊しないようコンクリート吹付工とロックボルト(※)の施工を着々と進めています。
 今後、暫くすれば坑門工、そしてトンネル本体の小断面NATMに取りかかることになり、本格的なトンネル工事となります。
※:アンカー工の一種で、小〜中規模な急傾斜地の崩壊対策に用いる工種です。一方、中〜大規模なものはグラウンドアンカー工と呼ばれています。
 

長崎大水害から30年の今日、九州地方梅雨明け (平成24年7月23日 月曜日)


 先日、九州地方を襲った豪雨(九州北部豪雨災害)。30年前にも九州地方では同様な豪雨による災害がありました。
 「・・・21日は晴、22日曇りと2日間だけ無降水ののち、23日夕刻から集中豪雨の直撃を受け、長与町役場では23日477mm、24日73.5mmを記録した。特に23日の午後7時から8時までの1時間に187mmという驚異的な降水量で、日本の観測史上第1位の記録となった。また、午後7時から10時までの正時最大3時間降水量330mmを記録した。・・・」(注1)

 187mm/hの豪雨は、昭和57年(1982年)7月23日に長崎県西彼杵郡長与町(ナガサキケンニシソノギグンナガヨチョウ)の町役場での記録値です。一方、統計上の気象庁の最大1時間降水量としての同日の記録では、長崎県長浦岳観測所において153mm/hの観測値があります。いずれにせよ、当時、長崎県内では時間雨量で150mmを超す猛烈な豪雨が発生していました。(注2)。
 また、この豪雨がきっかけとなり、後に「記録的短時間大雨情報」の創設につながったと言われています。
 なお、気象庁発表では、153mm/hの降雨は、平成11年(1999年)10月27日にも千葉県香取において観測されています。(気象庁気象統計情報歴代全国ランキング参照

注1:長与町地域防災計画(平成21年6月1日修正板)P.15より転載
注2:気象庁が解説している雨の強さと振り方は5段階に分かれ、1時間雨量が80mm以上の雨は、予報用語として「猛烈な雨」で一括りされています。

  駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアムのアルプス体験館に隣接の「あめ太郎(降雨体験車)」では180mm/hの降雨体験ができます。これは“7.23長崎大水害”の豪雨相当の「土砂降りの雨」です。近づいてみると息苦しくなるような圧迫感があります。
  

与田切川植栽ボランティアの活動 (平成24年 7月22日 日曜日)


植栽ボランティア活動  先日、某家電量販店の太陽光発電を紹介しているコーナーで「伊那谷は標高が高いため、太陽に近く、太陽光発電に適している。」といった旨の商用宣伝を拝見しました。
 私は、その商用宣伝の“太陽に近く…”ということから、日射が強く、日射量も多く、熱中症のリスクも高いのかな?と、独りごとのように考えていました。
 そんな折、今夏の植栽ボランティア活動がありました。今年は、強い日差しの時間帯を避け、早朝(6:30〜8:00)での草刈りとなりました。
 もちろん、梅雨明け後に関わらず、今日も不安定な曇天でしたので、日差しは強くありませんでした。
 しかし、体を動かせば汗は出ますし、やはり暑いですね。ただ、早朝の涼しい風が心身を癒してくれ、ほっとします。画像は作業開始前の挨拶や注意事項の連絡時の様子(提供:飯島町)。
 さて、日射量についての話題の続きです。例えば、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のウエブサイトを閲覧してみると日射量のことが掲載されていますので、興味のある方にはお薦めです。
 やはり伊那谷は日射量の高い地域だと言うことが分かります。(NEDOの日射量の情報を掲載しているサイト)。


地元小学生が与田切川床固工の工事現場を見学 (平成24年 7月20日 金曜日)


東伊那小学校の児童による現場見学  駒ヶ根市立東伊那小学校の児童の皆さんが砂防工事の現場見学に来てくれました。
 高所作業車に乗車して、空から床固工群を観察することや、測量体験(長さと角度を測ること)、さらに模型による土石流の再現をしっかりと見聞きしてくれました。
 テレビ局や地元の新聞社による取材もありました。
 今週梅雨明けしたばかりの南信地方ですが、今日も不安定な天気で、時折強い小雨が降り、時間通りのスケジュールや班分けとはなりませんでした。
 それでも、土砂災害についてのお話や、模型実験を観察することで砂防施設の機能を学ぶことや、自動で測定できる測量機器を用いた測量体験、さらに高所作業車乗車体験と併せた上空から床固工群工事を眺めることなどの多数のプログラムに、児童の皆さんはとても満足な笑顔でした。


天竜川上流河川事務所の優良工事と優良業務の表彰式 (平成24年 7月18日 水曜日)


事務所優良工事表彰式  天竜川上流河川事務所の優良工事優良業務の表彰式が行なわれました。
 受賞された企業や技術者の方々は、これを機に、きっと、さらなる精進をされることなのでしょう。
 一方、今回、惜しくも優良工事や優良業務としての受賞迄には至らなかった企業や技術者の方々も、こうした情報を受け、これまで以上に励んでいただけるのではないでしょうか。
 こうしたことが続けば、正のスパイラルの発展の鍵となる、企業や個人の向上心によって、建設業界全体が発展し、今後も質の高い安全安心な社会資本が国民のために整備されてゆくと思われます。最後になりましたが、受賞された企業や技術者の方々、あらためて、おめでとうございました。

安全パトロール (平成24年 7月17日 火曜日)


安全パトロール  本日、天空にはまだまだ降雨をもたらすような雲が残っていますが、甲信地方が梅雨明けした、との発表がありました。
 偶然、安全パトロールを予定しておりましたので、ギラギラ輝く太陽の下、現場巡視に行ってきました。
 熱中症にならないよう日頃から自己管理のできている方々が集まっているだけに、円滑に進みました。
 標高の高い山間地の現場での作業は、目的地にたどり着くまでの林道や工事用道路の通行時における落石による事故への配慮など、都市部とは異なる面での注意が必要です。
 ただし、標高の高い山陰での作業は、この時期ならではの平地との温度差をありがたく感じます。もちろん、冬は厳寒ですが・・・。(「飯島砂防出張所 工事概要」はこちら)。
 今年度も受注者の皆さんが相互に現場の安全管理の良い面を推奨し合いながら、無事故・無災害で工事を完成させようと頑張っておりますので、ご理解とご協力をお願いします。
 画像は、某工事現場の現場事務所に掲げてある各種標示が法令に従った内容かを職員が確認している様子を写したものです。

  

飯島いいものつくろう会 (平成24年 7月13日 金曜日)


いいものつくろう  飯島町農村環境改善センターの営農研修室をお借りし、今年度最初の飯島いいものつくろう会の総会が開催されました。
 今年度も各部会(コンクリート、巨石[転石]、安全の3部会)の独自の自主活動の成果として発表される内容がとても楽しみです。
 過去の成果は(「飯島いいものつくろう会」のサイトをどうぞ。
 今総会では飯島陣屋の学芸員の方から社会資本の整備を進める上で慎重な対応が求められる伊那谷の埋蔵文化財などの話題についてご講演を頂きました。
 姉妹通信の「ざざむし通信」編集長や、業界の通信社の方も取材に訪れてくれました。


受発注者合同説明会(平成24年 7月11日 水曜日)


 中部地方整備局管内の直轄工事を円滑に進めるため、迅速な現場課題の解決や効率的な取り組みについて、様々な施策が施されておりますが、更に生産性を向上させるためには、受発注者双方がこれらの取り組み内容を十分理解し、適切に運用を図っていくことが極めて重要です。
 そこで、受発注者が一同に会する場を設けて、「施策認識(主に現場推進会議)を深める説明会」を、国土交通省中部地方整備局が主催となって昨年度に続き飯島町文化館において開催しました。

  

国土交通省 中部地方整備局
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