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こまくさ通信 第27号(2011/07/20)
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現場つれづれ |
飯島七久保地区 地域作り委員会のイベントに参加 (平成23年7月17日 日曜日)
与田切川沿いをトレッキングする地元主催のイベントにおいて砂防事業を説明するという機会を頂きました。
地域の皆さんに少しでも砂防事業の重要性を分かりやすく説明できれば、今まで以上に、さらによりよい協働関係へと発展すると思います。
東日本大震災後、私たちは仕事時間以外において、いったい何ができるのかが求められている気がします。
そういったことから、私たちができることは些細ではありますが、その活動の場を頂けるのは実に幸せなことだと思っています。
『みんなで目指せゼロ災現場!』(平成23年7月13日 水曜日)
松川町内と飯島町内の現場にて安全パトロールを実施しました。
松川町内の片桐松川の工事現場では、『みんなで目指せゼロ災現場!』と書かれた看板があります。現場で働く皆さんの決意が、一人一人の顔写真付で、標語や思いとして掲げられています。
言葉として意思表示することで自分の行動にも責任を持つという、安全意識の向上にとても大切な有言実行の手法の好例ではないでしょうか?
目標どおりゼロ災害であることを願っています。
一方の、飯島町内の現場では与田切公園利用者が河川を利用する際に、安全に利用できるよう階段護岸の水際など除草を行っています。多くの公園利用者が河川を憩いの場として利用してもらえたら幸いです。
さて、松川町内を流れる片桐松川には、カジカが生息しています。そのカジカを保護する活動は「こまくさ通信第11号」でも紹介していますように以前から行われてきました。
ところで、こうしたサカナは洪水時にはどこに避難しているのでしょうか?
興味がある方は以下の土木研究所自然研究センターのサイトにどうぞ。
「Q:川の水が増えたとき、遊泳魚は石の隙間に避難するのでしょうか?」 (http://www.pwri.go.jp)
某自治体の研修対応 (平成23年7月12日 火曜日)
太田切川と新宮川・唐山沢の砂防事業を説明する機会を頂きました。
太田切川では駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアムのボランティア・ガイドのアシスタントとして砂防事業に関わることを説明。
本当に暑い中、ボランティア・ガイドの方々の砂防事業との関連性の説明が良かったこともあり、同時に研修として訪れて下さった方々も土砂災害防止のための施設について興味をもって聞いていただけ、
天竜川の砂防事業の困難性が他地域の方々に広く伝わったと思われます。
今回のコースように中央アルプスの隆起や氷河によって、巨大な岩塊(七名石)が源頭部付近から運ばれてきたことを学ぶことができる『七名石コース』を巡ると、
現代の砂防事業の重要性がさらに増してくるのではないでしょうか?
梅雨明け最初の日曜日 千畳敷カールの様子(平成23年7月10日 日曜日)
梅雨明け最初の日曜日、太田切川の源流の一つである木曽駒ヶ岳を間近で望むことができる千畳敷カールに行ってきました。
絶景であるばかりでなく、急峻な源頭部だということが理解できます。
また、こういった源頭部を目の当たりにすると、自然災害により荒廃した森林に土木工事や緑化工事を施す治山事業と、治水事業である砂防事業の2本の柱が相互に補完していることが実感できます。
参考ですが、太田切川の上流部には領家変成岩類と領家花崗岩類が、下流部には第四紀沖積層・洪積層が分布しています。
7月1日〜31日は「河川愛護月間」です。
河川愛護へのご協力をお願いします。
「河川水難事故防止週間」は終わりましたが、梅雨が明け水の事故も多くなる時期です。
渓流を含めた河川での「川あそび」にあたっては水難事故に遭わないよう十分お気をつけ下さい。
駒ヶ根市内の夏祭り(平成23年7月9日 土曜日)
昨年に比べて8日も早い梅雨明け。
気象庁は9日、長野県を含む関東甲信地域が梅雨明けしたとみられると発表しました。
このまま梅雨明けが確定すれば、昨年に比べて8日、平年に比べて12日早いことになります。
さて、この日、天竜川上流河川事務所が所在する駒ヶ根市内において、地元のお祭り「祇園祭り」が盛大に行われました。
東日本大震災からもうすぐ4ヶ月となりますが、こうした夏祭りが、景気回復のきっかけになり復興への支援につながることを願っています。
梅雨明けによって、梅雨前線による豪雨が原因の土砂災害の心配はなくなりますが、猛暑による熱中症の被害が心配されます。
砂防工事の現場で働く皆さんをはじめ、伊那谷で暮らす皆さん、水分と休息を十分にとって熱中症予防を心がけましょう。
擬態と明度(平成23年7月3日 日曜日)
自然界には周囲の環境にとけ込むように、なりすます生き物が多数います。
そういった生き物の宝庫が、駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアムです。
この駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアムの『こもれ陽』コースと名付けられた散策道を歩いていると、多くの昆虫を見つけることができるでしょう。
写真のチョウも7月初旬には頻繁に見つけることができました。
木の幹に止まっている際には、あたかも幹の皮か木の葉の様に擬態しています。
しかし、「明度」の高い石に止まっている時には羽を頻繁に開いていました。
河川や砂防の構造物においても「明度」は多自然川づくりを進める上で重要なキーワードです。
砂防施設の一つに渓流保全工と呼ばれているものがあります。
主役である渓流を保全するための名脇役であることが、その施設を構成する護岸工や床固工に求められています。
太田切川の巨石積護岸も、太田切の河道状況にとけ込むように配慮したものです。
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