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天竜川上流ニュースレター 2011年6号(2011/09/02)

第23回天竜ふるさとまつりに参加。

開会セレモニーに参加する二本松市の皆様

今年は二本松市の皆様を招待

8月27日(土)、駒ヶ根市の天竜川沿いにある「かっぱ広場」周辺で天竜ふるさとまつりに実行委員会の一員として参加してきました。

地域間の連帯意識を大切にしながら、地域の手づくりのおまつりとして毎年恒例になっており、今年は「3月大震災復興・・・がんばれ日本」をテーマに、福島県二本松市の皆様を招待しての開催となりました。

魚のつかみ取りに喜ぶ二本松市の子供たち 今なお、原発事故の影響からで外で遊ぶことができない二本松市の子供たち。この日は水辺の楽校での魚のつかみ取りや、花火などを楽しんでいただき、天竜川とさわやかな風の流れとのふれあいに蔓延の笑みをみることができました。

三六災害パネル展示

防災と河川環境をテーマにブースを設置。

今年は伊那谷を襲った未曾有の災害「三六災害」から50年。当事務所ではこの災害を風化させず継承し、地域の防災力向上を目指しています。この日は当時の様子や被災者の談話などで構成したパネル展示を行いました。

今一度当時を思い起こし、また未経験の方は50年前の大災害を知り、今後起こりえる災害への備えとして役立てていただきたいと考えています。

親族の方が被災されたことで真剣にパネルを見る若い方、また「駒ケ根だけの災害じゃなかったんだ」と災害の大きさをあらためて知る方など、それぞれの思いでパネルをご覧いただきました。

三六災害50年に関しては、関係機関を交えて実行委員会を組織し、各地域で様々な取り組みが行われています。当事務所ホームページ「三六災害から50年」のページでも紹介していますのでご覧いただければ幸いです。

河原の希少植物と特定外来生物

また、河原の固有植物の紹介と、近年勢力を拡大する外来植物の関係などを示したパネルも展示しました。

河原を彩る植物のなかには、河原以外ではなかなか観ることのできない種類、そして希少種も生育していますが、これら河原の固有植物が繁殖力の強いアレチウリやオオキンケイギクなどの影響を受け減少しています。固有植物を保全し河川環境を取り戻すため、地域の皆様のご協力を得て定期的に特定外来生物の駆除を行っておりますのでご理解とご協力をお願いいたします。

また、ハリエンジュ(ニセアカシア)は20m以上に成長する樹木ですが、木の大きさの割に根が浅く倒れやすいため、大木が出水時に流れた場合は橋などに詰まり洪水の原因になりかねなません。このため作業のしやすい冬に伐採を行い、有効利用として参加いただいた皆様に配布しております。伐採作業のご案内は冬に記者発表、ホームページなどでさせていただきますので、併せてご協力いただければ幸いです。


天竜川水生生物調査を開催しました。

恒例となった夏の「天竜川水生生物調査」を8月に実施しました。この調査は、主に夏休み中の小・中学生を対象とした観察会で、昭和59年から連続して28年間も続いている、歴史のある市民参加の調査です。

川の生き物とりを通じて川に親しんでいただきながら、身近な川にもたくさんの生き物が棲んでいることや、その生き物の種類と数を調べることによって水質を知ることを体験していただくことを目的として実施しています。

今年は8月1日〜9月1日にかけて、天竜川6地点と天竜川の支川6地点を、約80名の一般参加の皆様の協力を得て調査しました。(8月20日に予定した支川の三峰川は悪天候のため中止し、9月1日に私どもで実施しました)

この調査では水質を4つの階級に判定しますが、今年は全ての地点で最も水質の良いことを示す「きれいな水」に判定されました。平成7年以降は多くの地点で「きれいな水」が連続していますが、今年も「きれいな水」となり安心しています。

参加者のみなさんの感想には、「楽しかった」・「川の生き物のことが解って良い体験になった」・「来年も参加したい」という意見が多く、とても満足していただけたようです。

夏休みの自由研究に最適なこの調査は、来年の夏にも計画しますのでぜひご参加ください。

以下、調査地点毎の概要です。
調査で確認した指標生物および他の水生生物(平成23年度速報版)(PDF133KB)もご参照ください。

8月1日

8月1日(月)

天竜川の天龍橋(飯田市)と支川の飯田松川で調査をおこないました。

どちらも、やや水が多かったですが、飯田松川では様々な水生生物のほか、魚も多く見つかりました。

8月2日

8月2日(火)

天竜川の明神橋(高森町)と支川の虻川で調査をおこないました。

やや水が多かったですが、虻川では「きれいな水」のアミカも見つかりました。

8月3日

8月3日(水)

天竜川の天の中川橋(中川村)と支川の前沢川で調査をおこないました。

天竜川でゲンジボタルの幼虫が見つかったのには驚きました。

前沢川では「きれいな水」の9種類が全て見つかり、アマゴやカジカも捕れました。

8月4日

8月4日(木)

天竜川の大久保橋(駒ヶ根市)と支川の太田切川で調査をおこないました。

天竜川ではサワガニが見つかりました。

太田切川で見つかったのは、ほとんどが「きれいな水」の種類でした。

8月5日

8月5日(金)

天竜川の平成大橋(伊那市)で調査をおこないました。

去年は「少しきたない水」に判定されましたが、今年は「きれいな水」になりました。

8月8日

8月8日(月)

天竜川の伊那路橋(箕輪町)と支川の横川川で調査をおこないました。

伊那路橋周辺は昨年まで激特工事が行われていましたが、ザザムシなどの生物が多く生息していました。

横川川では「きれいな水」のヘビトンボが多く捕れました。

9月1日

9月1日(木)

天竜川の支川、三峰川で調査を行いました。

きれいな水の指標となるヒラタカゲロウが非常に多く、続いてヘビトンボが多く見つかりました。

ここは8月20日に「三峰川みらい会議様」との共催で大勢の皆様といっしょに行う予定だっただけに、悪天候で中止になってしまったことが非常に残念です。来年の夏は良い天気が続くことを願っています。

国土交通省 中部地方整備局
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