豊川は、その流域の約40%が国定公園もしくは自然公園に指定されており、さまざまな生き物が生息しています。
源流の寒狭川沿いの険しい渓谷や、下流域のおだやかな流れなど、豊川はさまざまな表情を見せて流れています。その清らかな流れと豊かな自然が美しい景観を生み、多くの生物を育む河川環境を作り出しています。
なかでも、山間部の渓谷を流れる上流部は、複雑な地質や地形によってできた崖があり、そこで観られるさまざまな草木とともにすばらしい景観を作り上げています。渓流にはアマゴや国の天然記念物であるネコギギをはじめ、猛禽類のクマタカの生息が確認されています。
また、中下流域には河畔林などの豊かな自然が残り、アユなど50種類以上の魚介類や、コアジサシやカワウといった100種類以上の鳥類など、多くの動植物が生息しています。
クマタカ |
豊川(寒狭川) |
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国の天然記念物「ネコギギ」 |