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豊川の水と温暖な気候に恵まれた東三河地域などでは、野菜やくだもの、 花などが盛んに栽培されています。
豊川は、東三河地域の貴重な水源として、渥美半島も含めた流域面積の2倍近い地域の水需要を支えています。 豊川の水と温暖な気候の恵みを受け、田原市や豊橋市などでは、露地野菜や果物、園芸作物などの農業が盛んに行われ、市町村別農業産出額でも全国トップレベルとなっています。
市町村別農業産出額
三河港周辺の臨海工業地帯では、自動車産業を中心に、 さまざまな工業生産活動が行われています。
昭和30年代後半に、豊橋市などが東三河工業整備特別地域に指定されたほか、河口の三河港が重要港湾に指定されるなど臨海工業地帯の整備の進捗を受けて、豊川流域圏及び利水地域※1では自動車産業や食品産業、精密機械などの製造品出荷額※2の合計が2007年に約7.7兆円となり、豊田市に続き全国2位となっています。 特に、自動車などの輸送用機械器具類の生産活動が盛んで、自動車の輸出入台数が世界で5本の指に入る自動車港湾である三河港周辺には、国内外の有名な自動車メーカーが進出しています。 このような背景のなかで、 豊川流域は、第二東名高速道路や三遠南信自動車道などの交通網を整備中であり、愛知県東部の産業拠点としての発展がますます期待されています。
豊川流域圏市町村の製造品出荷額※2は、愛知県内の約13%を占めています。
※1豊川流域圏及び利水地域:豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町、豊根村、湖西市、新居町 ※2製造品出荷額:平成19年1年間における製造品出荷額、加工賃収入額及びその他収入額の合計 出典:『平成19年 工業統計表(市区町村編)』(経済産業省経済産業政策局調査統計部)
自動車取扱台数が100万台を超える港は、世界に5つしかなく、その一つ、三河港の総取扱貨物量は3,207万トン/年(平成19年)。完成自動車の取扱がその約8割を占めます。完成車輸入では、台数・金額ともに平成5年から16年連続全国1位、平成20年の完成車輸出では、台数・金額ともに全国2位となっています。