■ 高齢化する橋梁

中部地方整備局が管理する橋梁約5,500橋のうち、全体の約4割が高度経済成長期に建設

建設年度別橋梁数(中部地方整備局)(橋長2m以上、2022年3月末時点)


建設後50年以上を経過した橋梁の割合は、現在35%、10年後は59%、20年後は74%まで急増。

中部地方整備局の管理橋梁(橋長2m以上対象、2022年3月末時点)

※国土交通省調べ(2022.3末時点)建設年度不明橋梁を除く

■ 重大な損傷も発生

三重県・木曽川大橋でトラス鋼材が破断

2007年6月20日、国道23号の「木曽川大橋」で、道路を支える鋼材の破断を職員が発見しました。
この橋梁では1日に6万台を超える交通量があり、中部圏の大動脈として、地域の経済活動と生活に重要な役割を果たしていました。
発見の翌日から緊急対策工事のため、約4カ月間も車線規制が行われ、国道23号のみならず、周辺地域の交通に大きな影響がでました。
木曽川大橋はその後、本格的な修繕工事が行われ、安全性は確保されています。

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■ 管内のトンネルの現状

中部地方整備局が管理するトンネル約140施設のうち、全体の約3割が高度経済成長期に建設

建設年度別トンネル数(中部地方整備局)(2022年3月末時点)


建設後50年以上を経過したトンネルの割合は、現在26%、10年後は39%、今後20年後は49%まで急増。

中部地方整備局の管理トンネル(2022年3月末時点)

※国土交通省調べ(2022.3末時点)建設年度不明トンネルを除く

■ 管内の道路附属物等の現状 ※シェッド・大型カルバード、横断歩道橋、門型標識等

中部地方整備局が管理する道路附属物等約1,900施設のうち、全体の約2割が高度経済成長期に建設

建設年度別道路附属物等の数(中部地方整備局)(2022年3月末時点)


建設後50年以上を経過した道路附属物等の割合は、現在15%、10年後は31%、今後20年後は52%まで急増。

中部地方整備局の管理道路附属物等(2022年3月末時点)

※国土交通省調べ(2022.3末時点)建設年度不明道路附属物等を除く