事務所案内

「存在意義のある道」をつくります。

中山道に代表されるように、過去の先輩たちが築き上げた木曽路・伊那路・遠山谷は、山の谷間に沿ってつくられた街道です。
谷筋独特の文化は現在も尚、妻籠や馬籠などの宿場町に脈々と息づいています。
大自然が演出してくれる景観も、進化する人々の暮らしに流されることなく、その姿で四季の変化を知らせてくれます。
私たちは、これらの道を『歴史国道』と銘打って、行き交う人々に伝統と自然を満喫していただきたいと考えます。
それがひいては、町づくり、村づくりにもつながっていくことでしょう。
とはいえ、交通手段のための『道』としては、まだまだ未整備です。
地域の住民、あるいは訪れる人々が安全で快適に利用できるように、交通安全面・防災面・雪寒対策が求められています。
また、木曽路と伊那路を横断する東西の道については、まだその数さえ不足している状況で、人々は不便を強いられています。
これらの課題をひとつひとつ解決し、安心できる暮らし、文化の交流、産業の発展に役立つこと。
それが私たち飯田国道事務所に与えられた使命です。