ふじあざみ 第33号(1)
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▲富士山火山災害実績マップ |
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富士山の火山活動にともなっておこる土砂災害を未然に防ぐ目的で富士砂防工事事務所は、山梨県、静岡県とともに富士山の火山砂防基本計画の検討を進めてきました。火山災害は、災害の形態が多様で、大規模な噴火の場合は広域的に深刻な影響を及ぼすため、日頃から火山と防災に関心を持っていただくことが重要です。そこで、富士山の過去の噴火活動に伴う影響のあった範囲を図示した「富士山火山災害実績マップ」を作成し、7月上旬に富士山周辺の市町村及び関係機関に配付しました。 |
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●「富士山火山砂防基本計画検討委員会」の監修のもと、現時点の調査報告をもとに、過去2,000年間の溶岩流や降下火山灰・火山礫の分布範囲を1/50,000地形図に示しました。
●富士山の噴火と周辺の地形の特性と、人家や道路の所在が把握できます。火山災害に関わる基礎知識も掲載されています。 |
富士山火山災害実績マップと
ハザードマップの違い |
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実績マップは過去に起こった火山溶岩流や降下火山灰・火山レキなどを図面上に掲載したもので、ハザードマップ(火山災害予測区域図)は、火山噴火の位置や規模を予測想定し、火山噴火に対し対応策等が読み取ることができるマップです。
また、溶岩流の流出は地形を大きく変えるため、次の噴火が同じ地点で発生したとしても同じように流れ下るとは限りません。 |
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昨年3月に作成された活火山・富士山をわかりやすく解説した「ハンドブック」の第2版の改訂版ができあがりました。低周波地震についてさらに詳しく解説、充実した内容となっています。御殿場、裾野、小山、富士宮、富士の各市町では独自の予算により、このハンドブックを増刷し、全戸配付が決まっています。 |
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6月14・15日の2日間にわたり、中学生ら約600名が参加し、富士山の植生と市民参加の森づくりについて学びました。 |
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富士砂防工事事務所では、遊砂地の内部や周囲に土石流の勢いを軽減する砂防樹林帯を造成するため、東三郎北海道大学名誉教授が考案したリサイクルポット苗木を9つの小中学校と協力し、夏休みを前に、植樹を実施しました。 |
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