|
 |
「森の働きと市民参加の森づくり」
「人間が森から木材や山菜、動物を獲りつづけ、恵みを受けるだけだったが、これからは森にお返しをする時代。人間は自然があってこそ生きられるのだ、森がなくなると人間はもちろん、同じ生き物である動物たちも消えてしまうこと。環境を守る方法は無限。」と語り、自らが支援するリサイクルポットによる市民による多様な植生復元の実践活動を紹介しました。 |
北海道大学名誉教授
東三郎先生 |
|
 |
「富士山の自然と人」
富士山の自然と人の関わりを世界各国のスライドを使い、富士山の自然の大切さや恵みを紹介されました。そして、自然に感動することの大切さ、自然を「理科の目」で見ること、富士山を身近に感じることのできる幸せを軸に、感動する心と科学的な視点による観察の重要性を強調し、会場の中学生ら、若い世代が若い感性をもって自然への感受性を深めることへ大きな期待を熱く語りました。 |
国立科学博物館植物第一研究室
室長 近田文弘先生 |
|
 |
「富士山の自然植生と森づくり」
まず、富士山の標高につれ植物が変化していく垂直分布による植生の構造を紹介されました。そして、富士山スバルラインの開通当初(昭和39年)からの植生の衰退と再生を、植生環境調査に基づき解説し、森内への日光や風の変化の植生への影響と、生態系など自然界のバランスを紹介されました。植物や自然が人間にとっていかに大切か、そして日本のシンボル富士山を21世紀に引き継ぐ重要性も強く訴えられました。 |
横浜国立大学教授
藤原一繪先生 |
|