ふじあざみ 第33号(6)

みんなで防ごう土砂災害
土砂災害防 止月間の実施活動報告
梅雨を迎え、土砂災害が頻発する6月1日から1ヶ月を土砂災害防止月間として、街頭キャンペーンやパネル展、フーちゃん公園花植え、寺本和子教授による一日事務所長などを通じ、土砂災害に対する様々な啓蒙活動と情報提供などを行ないました。
6/18 寺本和子教授による一日事務所長
6月18日、豊橋創造短大教授の寺本和子さんを一日事務所長にお迎えしました。寺本さんは、1988年、建設省初の女性所長として富士砂防工事事務所長に就任し、2年5ヶ月間務めました。富士砂防で委嘱状を受けた寺本さんは「富士砂防は国内の砂防事務所の中でも一番注目され、独自の事業を進めています。誇りをもって仕事をしてほしい。」と訓示し、かつての職場に懐かしさを隠せないご様子でした。そして、文書決裁、砂防施設などの現場視察、富士宮市長との懇談や治山・砂防を担当する若手女性技術者と富士行政センター長を招いた「女性座談会」などを精力的にこなしました。
▼渡辺富士宮市長を表敬訪問 ▼真剣な表情で文書決裁
渡辺富士宮市長を表敬訪問 右へ 真剣な表情で文書決裁
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▼20周年の記念植樹に10年ぶりに。 ▼砂防施設などの事業現場を視察
20周年の記念植樹に10年ぶりに 砂防施設などの事業現場を視察
▲昨年11月、大沢崩れで発生した土石流を食い止めた砂防施設などを視察。
「私たちが進めていた事業は決して無駄ではなかった」。
女性座談会 テーマ「美しく緑豊かな富士山をつくる」
寺本教授と、フジアザミを導入した、静岡大学増沢教授をコーディネーターに「緑・植生で富士山を保全するためには」、「富士山を活かした街づくり」、「若手技術者へのアドバイス」などのテーマで座談会が行なわれました。
座談会の風景
座談会概要 (寺本和子さんの話)
 生物学を教えていますが、経験談を交えて毎日楽しく授業を展開しています。若手女性に意見するなら、私は「辞表を出すのは簡単だから、やれるところまでやってみよう」という感じでやってきました。仕事については、最初は不満だらけで、面白い仕事もあればつまらない仕事もある。大変なときもあれば楽なときもある。前向きに仕事を考えることが大切だと思います。
富士行政センター長 大沢由紀子さん 増沢武弘教授
▲富士行政センター長
大沢由紀子さん
●コーディネーター●
フジアザミを導入した
増沢武弘教授
パネリスト
●豊橋創造大教授…………寺 本 和 子
●富士行政センター長……大沢由紀子
●林野庁静岡森林管理署…幾 井 美 雪
●静岡県土木部砂防室……高 藤 夕 夏
●富士砂防工事事務所……水田小百合

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