矢作ダムは、昭和46年4月の運用開始以来36年が経過し、この間、幾たびもの洪水、渇水を経験し、
その使命を果たしてきたが、一方で、ダム貯水池内外において、冷濁水、ダム堆積土砂等の環境の変化が
が生じてきている。 |
これらの冷濁水、ダム堆積土砂等の状況を把握し、今後の矢作ダム貯水池を総合的に管理するために、
矢作ダム貯水池総合管理検討委員会(平成14年8月〜平成17年2月までの8回の委員会を開催)において、冷
濁水・ダム堰堤改良技術等の検討が行われてきた。 |
また、平成17年度からは、矢作ダム堰堤改良事業が採択され、ダム堆砂対策と放流設備増設によるダム
機能の向上を図ることになり、矢作ダム堰堤改良技術検討委員会(平成17年12月〜平成19年3月まで6回の委員
会を開催)において、緊急的なダム堆砂対策計画、放流設備の増設、長期的なダム堆砂対策計画及び堆砂対策
実施による下流河川の影響調査法等について検討してきた。 |
本委員会では、平成18年度までの検討結果に基づき、長期ダム堆砂対策の実施に向け、流域の土砂管理を踏まえ
吸引工法及び下流河川の環境影響予測・評価に関する技術的課題について、学識経験者、関係者の指導・助言を得ること
を目的に設立するものである。 |