矢作ダム管理所

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矢作ダムによる洪水調節の仕組み①

① 洪水に備える

洪水に備えて、台風や大雨による洪水の起きやすい季節(6月1日から10月15日)には、前もって貯水位を下げて容量を確保しておき、洪水の水をダム貯水池に溜めるための準備をします。

矢作ダムによる洪水調節の仕組み②

② 洪水を貯め込む

大雨が降り洪水になると、ダムへ流入する洪水の一部を貯水池に溜め、下流に流しても安全な分だけ、ダムから水を流します。

ダムから下流に流す水は、①の洪水に備えている時より増えます。 このようなときには、事前にダムからスピーカ等で状況をお知らせします。

矢作ダムによる洪水調節の仕組み③

③ 計画を超える洪水への対応

異常な豪雨により、計画(※)よりも大きい量の洪水がダム貯水池へ流れ込むことがあります。ダムでも精一杯、②のように洪水を溜めつつ下流へ流す操作を行いますが、ダムに溜めることが出来る水量には限界があります。

このような場合には、下流に流す量を徐々に増加させ、貯水池に入ってくる水量と同じ量を下流に流すよう(自然河川状態)にします。

矢作ダムによる洪水調節の仕組み④

④ 次の洪水に備える

大雨が止み、洪水が過ぎ去ると、ダムへ流れ込む水量も小さくなります。

貯水池は、洪水を溜めた分だけ水が増えているので、次の洪水に備えて、下流の河川の状況・安全を確認しながら、溜めた水を流して貯水池の容量を空けます。