矢作ダム管理所

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メンテナンス

ダム施設

●ダム堤体内部の設備点検(漏水量、たわみ量、揚圧力)

矢作ダムの内部には、ダム堤体内に浸透する漏水量(10箇所)、ダムのたわみ量(10箇所)、基礎地盤からの揚圧力を測るための設備(16箇所)が設置されています。

漏水量、たわみ量はリアルタイムで自動計測をしています。また、職員による計測・点検を、月1回以上実施しています。

漏水量 漏水量
漏水とは、貯水池や山に含まれている水が、ダムを浸透してきた水です。
たわみ量 たわみ量
たわみとは、ダムに掛かる水圧や気温により、ダムが変形することです。
揚圧力量 揚圧力量
揚圧力とは、地下水がダムを押し上げる力です。
電気通信点検

●電気通信設備の点検(警報装置、テレメータ、光ケーブル、発電機)

矢作ダムを適正に管理するため、河川内で釣りや水遊びなどをしている人に放流をお知らせするためのサイレン(警報装置)、ダム上流域に降る雨や河川の水位を常時計測しているデータを管理所まで無線で送る装置(テレメータ)、監視カメラの映像などを送信するための通信線(光ケーブル)、電源供給が止まった時でも管理所で発電を行い、ダムの機能が止まらないようにするための発電機などの電気通信設備が設置されています。

これらの電気通信設備が常に適正な状態にあるように職員による点検を月1回以上実施しています。

機械設備点検

●機械設備の点検(常用及び非常用洪水吐き)

矢作ダムには洪水時に下流に水を流すための放流設備(ゲート)が設置されています。このゲートが動かなかったり、壊れたりすると、洪水時にダムから水を流すことが出来なくなり、ダムから水が溢れてしまうため、常に正常な状態を保つように職員による点検を月1回以上実施しています。


ダム貯水池内

水質管理

●水質管理(定期採水、自動観測装置など)

矢作ダムから下流河川に安全な水を流すよう、ダム湖の湖心及び選択取水設備の取水口にて、常時水質を監視しています。

また、毎月1回、貯水池内(4箇所)及び上下流(10箇所)の水質を細かく分析調査し、ダム貯水池の水質の動向を把握し、水質保全に努めています。


ダム貯水池周辺

周辺巡視1周辺巡視2

●貯水池周辺の巡視

矢作ダム貯水池周辺に異常が無いか貯水池周辺を週2回以上巡視して、ゴミの不法投棄、ダム貯水池法面の崩落、水質異常(油、薬品の流出)などが無いかチェックし、早期発見・早期対応することで、被害を最小限に食い止めています。

維持管理

●貯水池内の維持管理(流木処理、塵芥処理、保守点検)

台風や前線に伴う大雨により、ダム上流や周辺の山にある樹木や塵芥(ゴミ)などが、ダム湖内へ流れ込んできます。 この流木やゴミを放置しておくと、放流設備の故障や水質悪化に繋がるため、定期的に回収しています。