建設の経緯
広大な三河平野を流れる矢作川は、明治・枝下の二大用水をはじめとする数多くのかんがい、あるいは、水力発電等において、地域に大きく貢献してきました。一方、洪水の脅威と不安定な流況は地域の開発の妨げとなることから、地域の安定した発展のため洪水調節と利水を合わせた、多目的ダムとして矢作ダムが建設されました。
矢作ダムは昭和34年度から昭和36年度に予備調査、昭和37年度から昭和39年度に実施計画調査を行い、昭和40年度から建設事業に着手しました。
その後昭和41年6月に建設工事を開始し、昭和43年6月にコンクリート打設開始、昭和45年3月から一次湛水を経て昭和46年3月、5カ年間の年月と総事業費145億円を要して完成しました。
建設省(現在の国土交通省)では昭和34年度から昭和36年度にかけて予備調査を行い、 昭和37年度から昭和39年度に実施計画のための調査を行いました。 そして昭和40年度に矢作ダム工事事務所を設立。
ダムの工事は昭和41年6月より始め、昭和43年6月にコンクリート打設を開始し、 昭和45年3月には一次湛水を行いました。
こうして昭和46年3月、5年の年月と総事業費145億円を費やして完成に至ったのです。
【写真で見る】矢作ダム、完成までの道のり

起工式の様子

完成間近の矢作ダム

本格化するダム工事

地元の子供たちによる竣工パレード