重要水防箇所とは
「重要水防箇所」とは、洪水時に危険が予想され重点的に巡視点検が必要な箇所のことです。
洪水時には、その洪水により堤防が壊されたり、洪水が堤防を越えてあふれ出たりしないように、水防団の方々が土のうを積むなどの「水防」活動をして、堤防を守ります。そうした事態をいち早く察知するため、洪水が一定の規模になると水防団の方々は危険な箇所がないかどうか、堤防を点検します。
しかし、点検する堤防の区間が長いため、現在の堤防の高さや幅、過去の漏水などの実績などから、あらかじめ水防上重要な区間を定めておけばより効率的な堤防の点検ができ、危険な箇所の早期発見につながります。
このような考えから、国土交通省では毎年重要水防箇所を定めるとともに、出水期前に地元市町等と合同巡視を行い、重要水防箇所の周知を図っています。