事務所関連情報
ざざむし通信 第36号(2014/02/28)
大田切川の水が涸れる?(平成26年2月28日 金)
昨日夕方でしょうか。大田切川で工事をしている人から「急に大田切川の水が少なくなった」という連絡を受け、天竜川上流河川事務所では、夜を徹しての監視をしていました。
翌日の今日、徐々に水量も戻ったようですが、原因を探りに私もパト車で同行しました。見える範囲で異常は見られませんでした。大田切川の谷が深く、この雪ですから、幹線道路しかとおれません。しかし、しらび平ロープウェイ発着場まではきれいに除雪がされており、運転に不安はありませんでした。
ぜひ、春の中央アルプスも、お楽しみください。
空洞ではなかった(平成26年2月27日 木)
城前橋上流で漏水のあった排水管を調べてもらいました。通行止め・開削しての調査でしたが、空洞などはなく、漏水部分にはサワガニが群れており、水質の良さが伺えました。
ということで、排水管のつなぎ目の止水をきちんとしていただく補修を行っていただくこととしました。これで、早めに安心して通行いただくことができそうです。
大きな一歩だった三峰川みらい会議(平成26年2月20日 木)
市民団体「三峰川みらい会議」は平成9年8月に「三峰川のあす・みらいを探しませんか」と、一般公募して集まったメンバーが主体です。幾たびの討論を経て平成11年に「三峰川みらい計画」をつくってからも、市民団体として活動を続けてきました。
春のサクラウォーキング、夏の水生生物調査、秋の三峰川探検、冬の外来樹木伐採と充実した活動を進めるかたわら、高齢化、メンバーの減少にも苦労しているようです。
しかし、私たち河川管理者にとって頼れる「みらい会議」に少しも変わることはなく、大いなる信頼をしております。その「三峰川みらい会議」が伊那市役所のホールロビーで展示をしておりました。天竜川上流河川事務所でもパネルの協力、冊子・パンフレットの提供をしましたが、少しでも多くの方に活動を知っていただき、活動への参加を広めることができればうれしいです。
身近なめずらしい蝶(平成26年2月18日 火)
市役所のロビーでの展示。貴重なシジミチョウとして注目を集めているのが「ミヤマシジミ」。このチョウは「ざざむし通信」でもたびたび登場しています。そのミヤマシジミを中心として身近なチョウ類を展示・紹介していました。
わかりやすく、きれいな写真が多く展示されていて、標本もあります。しかし、近い種類のチョウとの差は素人目で「ごくわずか」。飛んでいたり、動いていれば、私には判別ができません。
きっと、チョウを愛する人たちにとってみれば、おおきな違いがあるのでしょう。それは、どんな分野でもありますよね。「数をこなす」ことで、私にも瞬時に見分けられる能力が備わるのでしょうか。まずは、新しいリーフレット「ミヤマシジミ 生態と保全」(ミヤマシジミ研究会)を繰り返し眺めて、春を待つことにします。
サビているかな(平成26年2月18日 火)
天竜川や三峰川に3トンものコンクリートブロックを置いても、一度の洪水で簡単に流れてしまいます。それなら5トン、10トンならどうか、と考えるのが普通ですが、大きなブロックがたくさん川にあるのもねぇ。
というわけで、ブロック同士を鉄筋で連結しておくのです。そうすることで、マットのように川底の変形に対応できますし、バラバラと流れることを防ぐことができます。しかし、鉄筋は錆びます。錆びると切れます。サビを少しでも防ぐための実験をしていました。
テープのように巻いたものをほどいています。きっちり巻けばサビには強いのですが、意図的に傷をつければ、そこからサビが進行することもわかりましたし、巻くという作業が大変だとわかりました。
やるとなれば、現実的には「塗る」です。
大雪だ(平成26年2月15日 日)
2週続けての大雪。10年に一度ほどなのか、前回は平成13年だったと思う。
週末に降るのも不思議だが、この2回目の雪のほうが多かったですね。現場の追い込みに水を差す?雪ですが、地元の建設会社ですから、市町村、県道、国道の除雪の作業にもかり出されるわけです。
この季節の大切なお休みが除雪でつぶれてしまうのかもしれません。皆さんの目の前の道路も市町村道となっていると思いますが、すべてを市町村の力で除雪することは、費用、人材、機材、時間の関係で難しいでしょう。建設会社もがんばっていますから、地域全体でがんばりましょうよ。
安全を競う日(平成26年2月13日 木)
毎年、この時期に行われる「天竜川上流工事安全協議会」。ことしの伊那出張所からは三峰川サイクリングロード沿いの工事だったので、工事施工業者さんから第3者災害防止に注目した発表を行っていただきました。
発表途中、マイクの不具合で音声が切れるアクシデントがありましたが、無難に乗り越えて終了。発表した本人は「真っ白になるってこういうことなんだ」と話しておりましたが、これだけ大勢の人の前で話をするという機会は、普通の社会生活では少ないでしょう。
他の発表では、緊急時の事故対応などでIT技術を応用したものが多かったのが特徴でした。
天竜川沿いの歩道の完成(平成26年2月12日 水)
伊那市の天竜川、東側(左岸)を走る堤防道路は伊那市道河東線というそうです。この河東線の桜橋付近は歩道がなく、道幅も狭いので、通勤・通学・散歩などでの利用者にとって車との接触の危険を感じるところでした。
地元狐島区の要望で伊那市も動き、当方もほんの少しお手伝いさせていただいて、歩道の設置にこぎ着けました。区間は短いですが、意味のある地元密着事業に関与でき、こころから完成を喜びたいです。
今日は完成の式典がありました。なによりも、利用者の安全が確保されたことを、完成のために懸命に力を尽くした地元狐島区役員の皆さん、伊那市の建設課担当者とともにお祝いしたいです。
京都大学の課外講義(平成26年2月5日 水)
ひょんなことで、伊那施工技術研究会のメンバーと京都大学の学生が漁業協同組合で仲良くなりました。それがきっかけで、漁業会館で京都大学の教授の課外授業ということになりました。
集まったのは「少しでも工事完了後の場所が魚などの住みやすい場所にしたい」と考える業者さんたちが20名ほど。わかりやすく講義いただきました。その結果を現場に生かせるよう、工夫していきたいと思います。
参加いただいた漁業関係、生物関係の方には、まだ河川での防災事業をご理解いただけていないこともわかった。説明の機会もいただいたし、いままでの説明不足やその方法についても、まだまだ工夫が足りないとも感じました。
ケーブルテレビ取材(平成26年2月3日 月)
事務所から急な電話。「伊那ケーブルテレビからの取材に対応してほしい」ということ。今までの事務所の取り組みをお話しさせていただきました。特に私が過去に関係した大田切川の常水路(魚道)の改良についてを中心に、お話ししました。
この改良では、現地の河川にある巨石を利用した階段式魚道で、魚の遡上を阻害する原因を調査しました。その結果、水が落ちるときに発生する細かい泡が消えることなく次の階段落差を迎え、これが魚が上りにくくする原因と考えました。階段の段数を少なくし、その階段の間を少し深くしてあげることを改良の方針とし、試験結果は良好だったので、この形式を今後の標準(スタンダード)とすることとしました。という話。興味があれば、上記リンクをごらんください。
ちなみに、写真は建石先生です。
ぎょぎょ、漁協もびっくり?(平成26年1月29日
辰野町神戸地区の河川工事で、コンクリートを一切使わない工事を行いました。かごマット、木工沈床という工法を採用しています。この方法はかねてから漁業協同組合が要望していた方法であり、この神戸地区に合致した工法だったので、完成すると水没して見えなくなる前に、見学会を催しました。
たいへん好評で、20名の方が参加いただき、詳しく観察していただくことができました。新聞社にも記事にしていただいております。
すべてがこの方法で工事できるわけではありませんが、このような方法で工事ができることもあるでしょう。今回の工事の記録も、今後の工事で参考になると思います。今までどおり、安全で良好な淵として維持できることを願い、見守りたいと思います。
三峰川の市民伐採(平成26年1月26日 日)
三峰川の外来樹木伐採(ハリエンジュ、通称:ニセアカシア・アカシア)も人気が高くなっています。先着25名様の受付は、あっという間に締め切ったそうです。
昨年に引き続き、三峰川貝沼地先での作業。30台の軽トラックの大行進も壮観。
もっと大勢で作業すればいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、狭い場所での伐採はとても危険です。なにせ、建設産業よりも林業のほうが圧倒的に災害危険度が高いのです。参加者はリピータが多いのでしょうか。作業も手慣れたもの。多くの皆さんが薪ストーブや薪風呂の愛用者なのですね。エネルギー源を近くのバイオマス(ほとんどを樹木)で生活してきた戦前の生活に、あたかも戻ったよう。今後、河川内の樹木管理とバイオマス利用というのは、セットとして考えるべきなのでしょう。