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ざざむし通信 第23号(2013/02/20)

下島のいま(平成25年2月13日 水)

下島護岸工事

下島護岸工事(西武建工株式会社)となりの上殿島護岸工事(宮下建設株式会社)の現場は、 いよいよ十字ブロックによる護岸基礎の保護工の段階に入りました。 これができると、細部の仕上げに入って、工事も終盤となります。

せっかく作ったものですが、その多くは土の中に埋まってしまいます。 きちんとした構造があるからこそ、 国道(堤防との兼用)を利用する皆さんの安全が確保できるのです。 私たちの河川と防災を主な目的とする事業では、 とかく地味で見ばえがありません。

しかし、地域の安全を守るという仕事にたいして、 発注者である私たちも、受注している民間の技術者たちも自負があるのです。

小出島のいま(平成25年2月8日 金)

小出島のようす

平成25年5月26日に行われる水防演習の会場づくりが始まりました。 河川の中の木を根から引抜き、 小割りして砕く。 焼却後、整地します。

ずいぶんさっぱりとしました。 現場では破砕作業と焼却が行われていると思いますが、 ご理解とご協力をお願いします。

この会場では、主に天然ダム(河道閉塞)にともなう緊急対策の訓練になりますので、 伊那市のバイク隊、国土交通省のヘリ・災害対策車・投下型水位計・衛星通信施設・組立て式の重機などが 予定されています。

ぜひ、多くの皆さんにも見ていただきたいと思います。 くどいですが、5月26日(日)午前中です。

十字ブロックという物差し(平成25年1月31日 木)

十字ブロック

十字の形をした天竜川上流部ではおなじみのコンクリートブロックがあります。 この十字ブロックは、堤防護岸の基礎を守るために配置するもので、 徐々に堤防の足下が掘れはじめると、このブロック群がそれを阻止しながら、 タレはじめます。 この柔軟なタレこそが重要な役割を果たし、 軟らかく流れに対抗する構造になるのです。

その一方で、このタレ具合は堤防際の危険性を判定する物差しにもなって、 何列も傾きはじめると、要注意という目安になります。

特に最近の三峰川は河床(川の底)が低下傾向にあって、 何か所かのブロックが注意のサインを出しています。

ざざむし採り(虫踏み)(平成25年1月30日 水)

虫踏み漁

「ざざむし採り」を冬の風物詩とは、よくいったものです。 年2世代のヒゲナガカワトビケラ(「ざざむし」の主たる水生昆虫)なのに、 なぜか冬世代しか食用にしません。

天竜川は特に辰野町や箕輪町付近の生息密度が濃い区間で、 効率的に捕獲できると思います。 天然の河川での記録としては、日本一ではないかな。

最近は諏訪湖の水質が良くなって、 水質の変化も水生生物の生育環境に変化を与えてくるでしょう。 今後は、より味の良いヘビトンボやカワゲラの割合が多くなれば、 ざざむしの評判も飛躍的に向上するかもしれませんよ。

ひ管(平成25年1月29日 火)

伊那市狐島のひ管クラックの全貌が明らかになりました。 ひ管のクラックは大規模なものではなく、 開きは大きいものの部分的なもので、 周辺の堤防や護岸の異常もありませんでした。

しかし、なぜ大きな開きのクラックが部分的に集中したのか、 原因を究明する必要はあります。 いろいろな推定と考察を重ね、 安全な構造物の設置と維持につなげていかなければなりません。 慎重な観察とともに、早めの補強工事を進めていきます。

三峰川の散髪(伐採)(平成25年1月27日 日)

約60人が集まり、三峰川のハリエンジュ(ニセアカシア)を伐採しました。 外来種のハリエンジュは巧みで強力な繁殖戦略をもっているので、 駆除はとても大変です。

栄養繁殖するので、木が倒れた状態でも生育する。 大量の(毒)マメを放出し、しかも土中で何年も発芽待機する。 特に幼木では鋭いたくさんのトゲで防御し、人の侵入を阻止する。 窒素固定できるので、少ない栄養の河原でも成長が早い。 土中の種子は熱や踏んだことにより発芽因子が覚醒され、 他の植物に先立って成長する。など。

しかし、薪ストーブ愛好家にとっては垂涎の樹種のようです。 火持ちが良く、火力も強い。ススも出にくいみたい

集まった軽トラック50台は圧巻でした。 ご苦労さま。そして、また来年もよろしく。

天竜川でのいい川(平成25年1月24日 木)

信州いい川づくり研修会

信州「いい川」づくり研修会として開催されたこの会、 参加してとても楽しかったです。

川づくりの「重鎮」ともいえる講師陣、 深くて濃い内容でした。

川づくりのNPO陣から「最近、国土交通省元気がないねぇ」や 「いい川づくりの熱意が見られない」といった声も、 裏舞台ではあったようです。

この声を隠しては「ざざむし通信」とはいえません。 よい川づくりへの姿勢を問われているのですから、 激励の声だと解釈し、 前向きに受け止めたいと思います。

具体の内容も素晴らしかったですが、 これを聞けたことが、 最大の収穫だったと思っています。

上伊那農業高の生徒さんや天竜川漁協さんも参加いただき、 川に関心を持つ多くが集まり、 それもうれしかったです。

雪の日の巡視の○と×(平成25年1月23日 水と2月6日 水)

天竜川のコハクチョウ

雪の日の河川巡視では多くが雪に覆われ、 当然ですが細部の観察ができないことが多いです。

×:23日は雪でしたが、いくつか発見もできました。 家庭ゴミ2袋が捨てられていました。 雪の上に堂々と。 大変残念です。

○:6日も雪がありましたが、 コハクチョウが2羽、諏訪湖からのピクニック組でしょうか。 ゆっくりと天竜川を泳いでおりました。 こういう風景に出会うのは、 河川巡視での清涼剤ともいえます。

地震と地球温暖化を考える(平成25年1月17日 木)

18年前の今日、阪神・淡路大震災がありました。 今日は、伊那で「防災気象講演会」がありました。 各地方気象台が最近キャラバンのように企画しているようです。

今回のテーマは地震と地球温暖化です。 ネットで調べてみると、各地域の災害に関する特徴を考えた講演会としています。

長野県のここ伊那谷での注目すべきは、伊那谷活断層帯があります。 活動の周期が長く、断層活動の頻度や規模が十分わかっていないようですから、 活断層研究によっては具体的な危険性がわかってくるのでしょうか。 現在では100年間に発生する確率を0%としているようです。

地球温暖化に関する話題では、日本、長野県での観測情報を元に、 温暖化の確からしさと今後起こりえる災害のお話しでした。 近年の防災への関心の高さからか、会場は満席でした。 そして、気象庁の配布するパンフレット類の豊富さが印象に残りました。

国土交通省 中部地方整備局
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