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ざざむし通信 第18号(2012/9/14)

車の転落で目が覚める(平成24年8月30日 木)

車の転落事故

明け方の電話で目が覚める。電話の主は当出張所の事務係長。「車が天竜川に転落したようです」 「搭乗者にケガはありませんが、油類の流出が心配されます」

ということで、緊急出動。事故処理は終わったのでしょう。警察も消防も解散した後でした。まだ日も昇らないなか、車の屋根まで沈んだ状況を確認。流れ出る油膜は見えないので、ひとまずは安心。車を引き上げるときが次のハードルとなります。

車両の下流側にオイルフェンスというものをめぐらせ、引き上げ時に出た少量の油類もこれで吸収することができました。朝早くから夕方の撤収まで、伊那出張所の長い1日でしたが、下流への油類流出もなく、よかったです。

堤防の道路は部分的に市町の道路として利用していますが、十分な安全対策がされていません。通行には十分ご注意ください。まれに、驚くほどのスピードで走っている車があります。歩行者も自転車もおりますので、よろしくお願いします。

大正10年の天竜川(平成24年8月29日 水)

大正10年の伊那市

まだ十分ではないものの、ようやく自宅のパソコンをグレードアップして大容量の画像を扱えるようになりました。職場のパソコンでは閲覧すらできなかった念願の明治、大正期の河川の図面を 見ることができます。

7年もかかりました。この図面は千曲市にある長野県歴史館に保存されているもので、河川技術者にとってたいへん貴重な資料です。大きな図面を高精度に画像化したので、普通のパソコンでは表示することができません。当時閲覧できた特殊な形式のファイルは、閲覧ソフトが廃版となり、困っているところでしたから。OSを64ビット化し、メモリを16GBに増強してようやく目の前に表れた画像は、素晴らしいものです。

そうなると、いまの地図に重ね合わせてみたくなります。ちょっと工夫しながらやってみると、次から次へと興味深い発見がありました。まだまだ観察が必要ですが、図は伊那市街の大正10年(緑色)の図面の重ね合わせです。明治に開業している伊那電車軌道(今のJR飯田線)は現在の位置ですが、桜橋は斜め下流にあり、中央橋はなく、大橋は現在とほぼ同じ位置。小沢川は荒れていたのでしょう、合流部に砂州が押し出しており、天竜川は中央橋付近を中心に大きく東にはらんでいました。土地利用や建物もかなり忠実に表現されており、興味は尽きないところです。

興奮して、書きすぎてしまいました。

三峰川の水質を知る(平成24年8月25日 土)

この夏の水生生物調査もこの三峰川で最後となります。昨年は増水後だったので中止となったのですが、今年は天候が安定していたので、かなりの暑さの中での調査でした。

子どもたちもたくさん参加していただき、楽しみながら調査ができたと思います。ただ、水生昆虫を捕まえ、水質調査となることを理解するのは、小学校の高学年か中学生くらいにならないと、難しいと思いました。

当然のようにきれいな水質の三峰川です。カワゲラが1匹確認できたのが大きな収穫でした。

オオハンゴンソウの侵略(平成24年8月22日 水)

オオハンゴンソウ

前回、オオハンゴンソウが三峰川にあると説明しました。写真がこれです。

花の中心部が盛り上がっていて、その色は黄緑色。群生して生えています。オオキンケイギクよりは乾燥を嫌うのでしょうか、見かけた場所は、いずれも林辺部で木陰ができるような場所でした。

生育範囲の拡大は種だと思いますが、地下茎を作り、多年草です。困っている地域では地下茎の抜き取り駆除を行っているようですが、地下茎は残ってしまい、完全に駆除することはかなり難しいようです。

今後、生育地が拡大するとやっかいな相手になりそうです。要注意リストにあがっているものでは、ハリエンジュ(ニセアカシア)やイタチハギ、キクイモ、シナダレスズメガヤが特に気になっています。特にキクイモは消化によってオリゴ糖になる成分が含まれ、健康によいと人為的に繁殖範囲を広げている可能性もあります。すでに河川敷には相当数繁殖しています。

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