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ざざむし通信 第12号(2012/3/21)

エコな発電(平成24年3月19日 月)

三峰川第4

世界の発電事情をみてみますと、いろいろ興味深いですね。国民1人あたりの電力消費量はカナダとアメリカがダントツで高く、日本は韓国に次ぐ4位。ヨーロッパ諸国よりもたくさん電気を使う、電化製品大好き国民です。私も音楽を聴くことやパソコンが好きですから、電化製品は好きです。ただ、エアコンはありませんし、つい1ヶ月前までは電子レンジすらありませんでしたから、大量消費者ではないはず。

電気は直接的に排気ガスが出ませんから、クリーンのように思いますが、発電事情まで考えると、化石燃料の電力割合は高いですね。石炭+石油+天然ガスで66%、原子力は24%、水力は残念ながら7%にとどまります。化石燃料比が高いのはインド、中国、イギリス、イタリアあたりで80%くらい。水力発電比が高いのはダントツにブラジルで80%。次にカナダで59%。 ブラジル大使館のWebページでは水力発電は86.5%とも書かれています。(データの多くは電気事業連合会

日本は水資源が豊富で急峻な地形なため、水力発電の環境として良好のように思いますが、洪水の水は溜めておくことが難しく、土砂を含むなど、かならずしも良いわけではなさそうです。今日は、三峰川電力株式会社さんの「モッタイナイ」水力発電の土砂対策について、施設を見せていただきました。写真はプロペラ式6連装発電施設です。ちょっとカッコイイイでしょ?

大規模災害に備える(平成24年3月15日 木)

防災講演会

1年後の3月11日をむかえ、色々な催しがありますね。事務所ではパネル展示「3.11東日本大震災」から1年 広域支援を考える」もおこないました。3月15日は大規模土砂災害の時に備えた協定の調印と、防災講演会がありました。

昭和36年6月の伊那谷の土砂災害は忘れてはなりません。深層崩壊の危険がいわれるなか、深層崩壊は森林では止めることができません。そして、「未の満水」「三六災害」など、伊那谷は時として大規模な土砂災害を受けてきました。そういう土地の特徴・特性があるわけです。この地域にひとが住む以上、行政、土木技術者も無策ではいけませんが、住む人間も災害に対して賢くなければなりません。

今、震災も豪雨被害もあったばかりで日本は災害に対して高い関心がありますが、この高い関心を持続させる必要があると思います。

あれから1年(平成24年3月11日 日)

東松島

1年前の東日本の地震では地震の大きな揺れというよりは、津波の災害と原子力発電所事故がキーワードとなります。1年を経過して、いろいろな動きがあります。復興庁ができ、福島第一原子力発電所が冷温停止、災害対応から復興への段階に入ってきていますが、今なお行方不明者が3千人以上という深刻な現実もあります。

翌日12日には長野県下水内郡栄村の直下型地震による災害がありました。直下型は揺れの被害が顕著です。山間過疎地域で雪が深く、この地域の復興もこれからが勝負。

紀伊半島の台風豪雨被害もあった大規模自然災害の2011年。亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被害に逢われた方々へ心よりお見舞いを申し上げ、被災地域の1日も早い復興・復活をねがっております。私たち土木技術者も力を結集して、特に被災した地域では、安心して創造的生活ができるような新しい社会の基礎をつくらねばなりません。

飯島いいもの(平成24年3月6日 火)

飯島いいもの

飯島砂防出張所O森所長が監修する「飯島いいものつくろう会」の総会がありました。この総会で1年間の活動を総括します。

各部会での活動報告も充実し、コンクリートの打継ぎ処理の方法による強度や水密性の試験、合同の安全教育、安全施工の表彰、巨石護岸の施工検討など聞き応えがありました。講演会では、事務所長と中央構造線博物館の河本学芸員による講演がありました。河本さんとは久しぶりにお会いし、地質と地形のロマンに満ちあふれた楽しいお話を聞くことができました。 会が終わったあとにもお話しをする機会があり、楽しくも興味深い意見交換ができて、充実した半日を過ごすことができました。

これも、O所長のがんばりによるところが大きいですね。写真は、このような会が終わると発行される会報で、すでに8号を数えているのですね。すばらしい!

榛原河川公園での工事の今(平成24年2月29日 水)

榛原河川公園

写真をパノラマにしてみました。春の大雪で、公園のマレットゴルフ場は一面の雪。いつもは平日でもたいへんにぎわっているこのコースですが、今日に限っては誰もいません。しずかな1日となりました。

いつもは、工事業者のちょっとした配慮で、お茶コーナーも設けています。そんなお茶コーナーでプレイを休憩し、今日の工事内容を毎日聞く常連さんもいるようです。この工事では水路の斜面部分を階段状にします。利用者から水路を通過したOB球の回収要望があるので、設計を変更したものです。

護岸も自然石に似せたコンクリートブロックを連結させた工法で、新しい技術です。土をかぶせるので、植生の回復も早いでしょう。深い草に落としたOB球は、回収が難しいかもしれませんね。プレイヤーのさらに正確なショットが望まれるところです (^_^)

天竜橋橋台撤去工事の今(平成24年2月27日 月)

天竜橋橋台撤去

旧橋に関する部分はすべて撤去が完了しました。撤去したあと、堤防護岸をつなげる作業があり、これもほぼ終わりました。その護岸を洗堀(洪水の勢いで堤防の足もとが掘れること)から守るために、コンクリート製のブロックを並べるための準備中です。このブロックも新規でつくるのではなく、工事の場所にあったものを再利用します。(コスト縮減!)

3月で工事は完成し、今までの古い橋はどこにあったのかな、と悩むくらい分からなくなりますね。歩道も広くなり、近くには大型スーパーもできました。国道バイパスももうすぐ竜東線にタッチします。この付近の昔を知る人からみれば、「ずいぶん風景が変わったな」と思うのでしょうね。

太田切川の現場見学(平成24年2月23日 木)

太田切川

伊那施工技術研究会という地元地域の建設技術者でつくる勉強会があり、その会に私も参加させていただいています。

今回、土木の工事現場から出る水を適正に処理するための技術を勉強するため、同じ天竜川上流河川事務所の飯島砂防出張所の砂防工事現場に行きました。春の雨とはいえ、駒ヶ根高原はまだ雪と氷の世界です。ここの現場では、大量のコンクリートを打設(型枠に流し込むことをいいます)するときに発生するアルカリ水の中和工程を主に勉強しました。

アルカリ濁水の集約、沈殿、中和の工程を説明いただき、実際の施設を見学。この現場では中和・凝集させるために、薬剤を使用していました。薬剤を投入してみてpHの変化も計測してみました。あいにくの雨でしたが、費用や実際の手間など、メンバーから闊達な意見交換があり、充実した見学となりました。

ゴミの不法投棄(平成24年2月24日 金)

不法投棄

辰野町を流れる天竜川で結構まとまったゴミの投棄がありました。警察と立会い、内容物の確認をしました。警察官もどんな状況で捨てられたのか首をかしげていましたが、丁寧に対応していただきました。

捨てる方は、河川をゴミ箱のように思うのでしょうか。下流にはその水を飲む人たちも多く、その水で食べものもつくっています。堤防沿いでは、健康のために、気持ちよくウォーキングやランニングする方もたくさんいるのです。そういうことに、気を遣うことが現代社会人の理性ではないでしょうか。

また同じ日、箕輪町の箕輪橋の下でも大2袋のゴミが捨ててありました。ペットボトルや缶ジュースをポイポイ捨てるのも拾うのが大変で困りものですが、まとめて捨ててあるのも、社会人(地球人)としての良識を疑いますねぇ。

工事安全の工夫を発表(平成24年2月22日 水)

安全協議会

毎年一度、この時期には天竜川上流河川事務所では工事の安全対策に関する事例発表を行っています。当伊那出張所からはH建設会社のK代理人が、堤防除草の安全対策を発表しました。 きっと「ここまで安全対策を考えているのか」と、驚いた方が多かったと思います。そこまで考えて対策しています。

色々な安全対策を工夫して行っているのも、人の安全を守るための社会資本整備(公共事業)に携わるひとたちが、安全に作業することが重要なこと。建設現場での事故は、大きなケガや社会的な影響がある場合が多いことから、私たちも重点的に注意を払っているところです。

製造業のように作業工程がある程度一定である場合とは違い、建設現場では毎日の作業内容がどんどん変化し、使う機械も道具も材料も変わっていくことが特徴です。現代の土木作業員は専門職ではなく、総合職のようですから、色々な作業をなんでもこなします。こういう作業での安全対策はかなり難しく、安全対策の工夫もそれぞれの現場で苦労しているというわけです。

マレットゴルフ(平成24年2月21日 火)

河川公園

先月の「ざざむし通信」では富士川(釜無川)の河川公園を紹介しました。今回は、私たちの管理する三峰川にある「榛原(はいばら)河川公園」(伊那市)を紹介します。

いまや県民スポーツとして定着しているマレットゴルフ、児童遊具、グラウンド、バーベキュー(飯ごう炊さん)場、水遊び場など多彩な利用方法が可能な施設が集約されています。 駐車スペースもあるので、ウォーキングやランニングなどの拠点としての利用も多いようですね。

さてそのマレットゴルフですが、福井県の福井運動公園に発祥の碑があります。昭和52年にゲートボールのスティックとボールで手軽に始めることができるグランドゴルフとして始まったようです。長野県各地でコースの整備が進み、マレットゴルフといえば長野県のイメージがあります。スティックやボールも、今では専用のものを使っています。財団法人日本マレットゴルフ協会なる全国的な組織もあります。

思い出しましたが、以前この地方で仕事を始めたころ、床屋での店主と常連さんの会話を聞いていたら「あそこのコースの何番はホールインワンが出やすい」というではありませんか。 高齢ながら相当のゴルフの腕前だとビックリしましたが、あとでマレットゴルフのことだとわかり、はずかしくも納得したのでした。

国土交通省 中部地方整備局
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